描画・変形時に Shift キーを押しながらマウス操作します。
矩形/楕円/角丸矩形の場合は、マウスでの変形時には AspectRatio プロパティを False に設定してから処理します。(描画時は不問)
貼付イメージの場合は、描画時には AspectRatio プロパティを、変形時には SelectedObjectAspectRatio プロパティをそれぞれ False に設定してから処理します。
テキスト・スタンプイメージの場合は、描画時には WordWrap プロパティを、変形時には SelectedObjectWordWrap プロパティをそれぞれ False に設定してから処理します。

操作法、コード例

正方形、正円、角丸正方形、縦横比1:1ののイメージ・背景塗りつぶしテキスト・スタンプを描画したり、変形します。

■ マウス操作で描画、変形する場合

【 描画・貼付時 】

《 正方形/正円/角丸正方形 》
(1) ImageKit1.Edit.EditKind プロパティを Newtone.ImageKit.WPF.KindOfEdit.Rectangle/Ellipse/RoundRectangle に設定
(※楕円や矩形の場合は、AspectRatio プロパティの値は無関係です)
(2) Shift キーを押しながら描画

《 正方形のイメージ 》
(1) ImageKit1.Edit.EditKind プロパティを Newtone.ImageKit.WPF.KindOfEdit.Image に設定
(2) ImageKit1.Edit.AspectRatio プロパティを False に設定
(3) Shift キーを押しながら貼付範囲を指定
(4) ダイアログボックスでイメージファイルを選択して貼付

《 縦横比1:1の(背景塗りつぶし)テキスト・スタンプ 》
(1) ImageKit1.Edit.EditKind プロパティを Newtone.ImageKit.WPF.KindOfEdit.Text/Stamp に設定
(2) ImageKit1.Edit.WordWrap プロパティを False に設定
(※テキストで背景塗りつぶしの場合は、Newtone.ImageKit.WPF.KindOfEdit.Fill プロパティを True に設定)
(3) Shift キーを押しながら描画範囲を指定(※範囲指定のためのマウスダウンの前に Shift キーを押してください。)
(4) テキストを入力して範囲外をクリックして決定

(※描画・貼付範囲指定終了後は、マウスアップ後に Shift キーを放してください。)

【 変形時 】

《 正方形/正円/角丸正方形 》
(1) ImageKit1.Edit.AspectRatio プロパティを False に設定
(2) 描画済みのオブジェクトを単独選択し、四隅のいずれかのブロックをつかんで Shift キーを押しながら変形

《 正方形のイメージ 》
(1) 貼付済みのイメージオブジェクトを単独選択し、ImageKit1.Edit.SelectedObjectAspectRatio プロパティを False に設定
(2) 四隅のいずれかのブロックをつかんで Shift キーを押しながら変形

《 縦横比1:1の(背景塗りつぶし)テキスト・スタンプ 》
(1) 貼付済みのテキスト/スタンプオブジェクトを単独選択し、ImageKit1.Edit.SelectedObjectWordWrap プロパティを False に設定
(2) 四隅のいずれかのブロックをつかんで Shift キーを押しながら変形

(※描画・貼付時に正方形/正円/角丸正方形でなくてもこの操作は可能です。逆に、正方形/正円/角丸正方形で描画・貼付されていてても、変形時に Shift キーを押さないと縦横比1:1にはなりません。
また、マウス操作の途中でも、Shift キーを押したり放したりして挙動を変更することが可能です。)

(※変形終了後は、マウスアップ後に Shift キーを放してください。)

■ コードで描画、変形する場合

[Visual Basic.NET]

'※アノテーション機能を使用する際は下記のプロパティを True に設定しておく必要があります
ImageKit1.Edit.EditEnabled = True

【 描画時 】
'※貼付イメージの場合のみ必要(楕円や矩形やテキスト系の場合は、AspectRatio プロパティの値は無関係です)
ImageKit1.Edit.AspectRatio = False
'※テキスト/スタンプの場合のみ必要(楕円や矩形やイメージの場合は、WordWrap プロパティの値は無関係です)
ImageKit1.Edit.WordWrap = False

'色や線の太さなど必要なプロパティを設定
   ・
   ・
   ・
'引数の Rectangle の幅と高さを同じ値にして描画する(x=10,y=50の位置に高さ・幅100pxで描画する例)
Dim drawRect As Rectangle = New Rectangle(10, 50, 100, 100) 
Dim drawRectF As RectangleF = New RectangleF(10, 50, 100, 100) '※テキスト/スタンプの場合

'※正方形/正円/角丸正方形の場合
ImageKit1.Edit.DrawRectangle/DrawEllipse/DrawRoundRectangle(drawRect)
'※貼付イメージの場合
ImageKit1.Edit.PasteImage("imagefile.jpg", drawRect)
'※テキスト/スタンプの場合
ImageKit1.Edit.DrawText(drawRectF)

【 変形時 】
'変形するオブジェクトを選択(対象のオブジェクト番号が3とする)
ImageKit1.Edit.SelectObject(3)

'※矩形/楕円/角丸矩形の場合は、コードで変形する場合、AspectRatio プロパティの値は不問です
'※貼付イメージの場合のみ下記の設定が必要
ImageKit1.Edit.SelectObjectAspectRatio = False
'※テキスト/スタンプの場合のみ下記の設定が必要
ImageKit1.Edit.SelectObjectWordWrap = False

'変形後の構成座標を設定(x=10,y=50の位置で高さ・幅200pxにする)
Dim newPoints As Point() = {New Point(10, 50), New Point(210, 250)}
ImageKit1.Edit.SelectedObjectDrawPoints = newPoints

[Visual C#.NET]
//※アノテーション機能を使用する際は下記のプロパティを True に設定しておく必要があります
ImageKit1.Edit.EditEnabled = true;

【 描画時 】
//※貼付イメージの場合のみ必要(楕円や矩形やテキスト系の場合は、AspectRatio プロパティの値は無関係です)
ImageKit1.Edit.AspectRatio = false;
//テキスト/スタンプの場合のみ必要(楕円や矩形やイメージの場合は、WordWrap プロパティの値は無関係です)
ImageKit1.Edit.WordWrap = False

//色や線の太さなど必要なプロパティを設定
   ・
   ・
   ・
//引数の Rectangle の幅と高さを同じ値にして描画する(x=10,y=50の位置に高さ、幅100pxで描画する例)
Rectangle drawRect = new Rectangle(10, 50, 100, 100);
RectangleF drawRectF = new RectangleF(10F, 50F, 100F, 100F); //※テキスト/スタンプの場合

//※正方形/正円/角丸正方形の場合
ImageKit1.Edit.SelectObjectDrawPoints/DrawEllipse/DrawRoundRectangle(drawRect);
//※貼付イメージの場合
ImageKit1.Edit.PasteImage("imagefile.jpg", drawRect);
'※テキスト/スタンプの場合
RectangleF drawRectF = new RectangleF(10F, 50F, 100F, 100F); //x=10,y=50の位置に高さ、幅100pxで描画
ImageKit1.Edit.DrawText(drawRectF)

【 変形時 】
//変形するオブジェクトを選択(対象のオブジェクト番号が3とする)
ImageKit1.Edit.SelectObject(3);

//※矩形/楕円/角丸矩形の場合は、コードで変形する場合、AspectRatio プロパティの値は不問です
//※貼付イメージの場合のみ下記の設定が必要
ImageKit1.Edit.SelectObjectAspectRatio = false;
//※テキスト/スタンプの場合のみ下記の設定が必要
ImageKit1.Edit.SelectObjectWordWrap = false;

//変形後の構成座標を設定(x=10,y=50の位置で高さ、幅200pxにする)
Point[] newPoints = {new Point(10, 50), new Point(210, 250)};
ImageKit1.Edit.SelectedObjectDrawPoints = newPoints;

◆ 参照プロパティ

ImageKit.Edit.AspectRatio
ImageKit.Edit.WordWrap
ImageKit.Edit.SelectedObjectAspectRatio
ImageKit.Edit.SelectedObjectWordWrap
ImageKit.Edit.SelectedObjectDrawPoints

◆ 参照メソッド

ImageKit.Edit.DrawRectangle
ImageKit.Edit.DrawEllipse
ImageKit.Edit.DrawRoundRectangle
ImageKit.Edit.DrawText
ImageKit.Edit.PasteImage
ImageKit.Edit.SelectObject

◆ 参照サンプルプロジェクト

\Examples\WPF\CSharp または VB.NET\4. アノテーション機能\EditToolBar