選択したオブジェクトの構成要素（プロパティ）を、プロパティダイアログを使用せずコードで取得・設定します。

コード例

(1) オブジェクトをコードで選択しその色を変更します。
(2) 描画されているオブジェクトの中から、ある条件に合致したもののある要素を変更します。

[Visual Basic.NET]

'※アノテーション機能を使用する際は下記のプロパティを True に設定しておく必要があります
ImageKit1.Edit.EditEnabled = True

'(1) 3番目のオブジェクトを選択し、その線・文字色を赤にする
ImageKit1.Edit.SelectObject(3)
ImageKit1.Edit.SelectedObjectForeColor = Colors.Red


'(2) 複数描画されているオブジェクトのうち、テキストオブジェクトのテキストを取得して配列に収納する
Dim str_list As New List(Of String)()

'下記のような使用法の場合、通常だと被選択状態の矩形がちらつきますが、
'このプロパティを True に設定しておくと被選択状態の矩形を表示しないのでちらつきません
ImageKit1.Edit.HideSelectionBorder = True

Dim i As Integer
For i = 0 To ImageKit1.Edit.NumberOfObjects
  'オブジェクトを順にひとつづつ選択
  ImageKit1.Edit.SelectObject(i + 1)
  '選択したオブジェクトがテキストなら、そのテキストを配列に追加
  If (ImageKit1.Edit.SelectedObjectKind = Newtone.ImageKit.WPF.KindOfEdit.Text) Then
    str_list.Add(ImageKit1.Edit.SelectedObjectText)
  End If
Next

'オブジェクトの選択を解除
ImageKit1.Edit.DeselectObjects()

[Visual C#.NET] 
//※アノテーション機能を使用する際は下記のプロパティを True に設定しておく必要があります
ImageKit1.Edit.EditEnabled = true;

//(1) 3番目のオブジェクトを選択し、その線・文字色を赤にする
ImageKit1.Edit.SelectObject(3);
ImageKit1.Edit.SelectedObjectForeColor = Colors.Red;


//(2) 複数描画されているオブジェクトのうち、テキストオブジェクトのテキストを取得して配列に収納する
List<string> str_list = new List<string>();

//下記のような使用法の場合、通常だと被選択状態の矩形がちらつきますが、
//このプロパティを True に設定しておくと被選択状態の矩形を表示しないのでちらつきません
ImageKit1.Edit.HideSelectionBorder = true;

for (int i = 0; i < ImageKit1.Edit.NumberOfObjects; i++)
{
  //オブジェクトを順にひとつづつ選択
  ImageKit1.Edit.SelectObject(i + 1);
  //選択したオブジェクトがテキストなら、そのテキストを配列に追加
  if (ImageKit1.Edit.SelectedObjectKind == Newtone.ImageKit.WPF.KindOfEdit.Text)
        str_list.Add(ImageKit1.Edit.SelectedObjectText);
}

//オブジェクトの選択を解除
ImageKit1.Edit.DeselectObjects();

◆ 参照プロパティ

ImageKit.Edit.NumberOfObjects
ImageKit.Edit.HideSelectionBorder
ImageKit.Edit.SelectedObjectKind
ImageKit.Edit.SelectedObjectForeColor
ImageKit.Edit.SelectedObjectText
など

◆ 参照メソッド

ImageKit.Edit.SelectObject
ImageKit.Edit.DeselectObjects

◆ 参照サンプルプロジェクト

\Examples\WPF\CSharp または VB.NET\4. アノテーション機能\EditToolBar
4. アノテーション機能\CustomizeAnnotationFunction