Webフォーム用のThumbnailのメインとなるクラスです。

この型のメンバの一覧については、 Thumbnail メンバを参照してください。


System.Object
  System.Web.UI.Control
    System.Web.UI.WebControls.WebControl
      System.Web.UI.WebControls.BaseDataList
        System.Web.UI.WebControls.DataList
          Newtone.ImageKit.WPF.Web
public class Thumbnail : Object 

説明

多くの画像を表示する場合、通常処理が重くなります。そこで、実際の画像より小な画像(サムネイル画像)を作成しておき、ShowThumbnailImagesメソッドの実行時にこれらを表示します。

画像ディレクトリ(ImageDirectoryプロパティ)で指定したディレクトリの画像のサムネイル画像を(ThumbnailImageDirectoryプロパティ)で指定したディレクトリにJPEGフォーマットのファイルとして作成します。

ディレクトリは仮想ディレクトリとして指定します。例えば、画像ディレクトリが"http://localhost/SampleImages/1"の時、ImageDirectory="/SampleImages/1"となり、同様にサムネイル画像のディレクトリが"http://localhost/SampleImages/1/ThumbnailImages"の時、ThumbnailImageDirectory="/SampleImages/1/ThumbnailImages"となります。 このとき、

画像が白黒画像(1ビットカラー)やベクトルデータであっても、作成される画像は24ビットのJPEGファイルとなります。このため白黒画像は高精細な画像としてサムネイルファイルが作成されます。

ThumbnailImageDirectoryで指定したディレクトリが存在しない場合や、このディレクトリの日付がImageDirectoryで指定したディレクトリの日付より古い場合サムネイル画像を作成しなおします。

また、サムネイル画像を作成する条件ファイル(ConfigFileプロパティで設定)の項目が変更されると、サムネイル画像が作成されます。

尚、サムネイル画像のファイル名は、オリジナルの画像ファイル名に".jpg"が付加した名称になります。
 

DataList

このコンポーネントはDataListを継承しているので、このデザインの多くはDataListの項目を設定することになります。例えば、セルの背景色を設定する場合は、プロパティウィンドウのItemStyleのBackColorを設定します。詳細については、MSDNのDataListクラスを参照してください。
 

ShowFileNameTextプロパティ

通常、 画像の下部にそのファイル名が表示されますが、このプロパティを使用することによりこの領域に文字列を設定することができます。

例えば、この設定ファイルを "text.xml"とすると、このプロパティをShowFileNameText = "text.xml"と設定し、このファイルを下記のように作成します。

text.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?>
<FileNameText>
<001.tif>Image_1</001.tif>
<001.tif-1>Image_2</001.tif-1>
<001.tif-2>Image_3</001.tif-2>
<002.jpg>Image_4</001.jpg>
</FileNameText>

このような設定を行うと、各画像にたいして表示する文字列を設定できます。
 

HyperLinkURLFileプロパティ

通常、 その 画像がブラウザで大きく表示されますが、このプロパティを使用することにより指定したURLを表示することができます。

例えば、この設定ファイルを "web.xml"とすると、このプロパティをHyperLinkURLFile = "web.xml"と設定し、このファイルを下記のように作成します。

web.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?>
<UrlData>
<001.tif>http://www.newtone.co.jp/</001.tif>
<001.tif-1>http://msdn.microsoft.com/library/ja/</001.tif-1>
<001.tif-2>http://www.yahoo.co.jp/</001.tif-2>
<002.jpg>http://www.google.co.jp/</002.jpg>
</UrlData>

このような設定を行うと、各画像にたいしてリンクするURLを設定できます。

必要条件

名前空間 : Newtone.ImageKit.WPF.Web

アセンブリ : Newtone.ImageKit.WPF.Web.Thumbnail.dll

参照

Thumbnail メンバ