|
|
主な運用手順は次の通りです。(丸付き数字は上図の各 PC です。)
1.認証レスキュー!2 のインストールを行う
@Web サーバー用 PC、A認証業務用社内 PC、Bアプリケーション開発用 PC にそれぞれインストールを行います。
2.インストールした認証レスキュー!2 のアプリケーションを使用して必要な各設定を行う
@Web サーバー用 PC とA認証業務用社内 PC で設定します。
3.インストールした認証レスキュー!2 のアプリケーションを使用して必要な諸準備を行う
パッケージソフト出荷のための認証キー(プロダクトIDやシリアルNo.など)を作成し、プロダクト ID とシリアル No. ラベル印刷を行います。A認証業務用社内 PC が対象です。
4.インストールした認証UIライブラリ(DLL)を利用し貴社アプリケーションに認証機能を実装する
Bアプリケーション開発用 PC が対象です。
5.貴社アプリケーションをエンドユーザへ配布する
Cエンドユーザ PC が対象です。上記4で完成した貴社アプリケーションと上記3で発行したプロダクトIDとシリアル No. をエンドユーザへ配布します。
6. エンドユーザがライセンス認証を実行する
Cエンドユーザ PC またはD(エンドユーザの)代理 PC で、エンドユーザが貴社アプリケーションの認証 UI を使用してライセンス認証を行い、その内容が貴社 Web サーバーなどの認証レスキュー!2 用のデータベースの記録されます。
その内容は、A認証業務用社内 PC の「認証状況」処理などで確認できます。
エンドユーザの認証では、”一度認証登録を実行すればその後は無期限で使用できる”という通常の認証登録機能のほか、”ライセンス認証登録後、設定した日数のみ動作可能にする”といった「レンタル」機能
や、指定した有効期限まで動作可能とし、その後は有効期限の更新も可能とする「有効期限によるライセンス」機能の利用も可能です。
※貴社のパッケージ製品にマルチライセンス(例:10ライセンス)が含まれる場合はレンタル機能は使用できません。レンタル機能を使用するにはシングルライセンス(1ライセンス)の製品である必要があります。
また、レンタル機能を使用する場合は「電話で認証登録」機能は利用できません。
有効期限によるライセンスの場合は、「電話による認証登録・解除」はご利用いただけません。
|
|
◆従来機能
・エンドユーザのプロキシサーバー環境に対応
・PCクラッシュ時の認証解除機能
・オフライン時電話認証機能
◆拡張機能
・認証UIライブラリ(DLL)の提供
・Webサービス用「環境設定」アプリの提供
・認証業務用「認証管理システム」アプリの提供
・マイクロソフト社クラウドMicrosoft Azure対応
・代理認証機能
・レンタル機能
・試用期間機能
・有効期限機能
・プロダクトID桁数自由設定機能
・シリアルNo.桁数自由設定機能
・MACアドレス識別情報付加
・CPU情報識別情報付加
・認証状況のExcelデータ出力
・ログ表示のExcelデータ出力
・認証状態オンライン確認機能
・認証状況およびログにエンドユーザIPアドレスを記録
|
◆便利機能
・各種データ閲覧時の検索条件設定機能
・認証キー自動ナンバリング作成機能
・認証キー作成(ランダム生成)機能
・認証キー作成(インポート)機能
・認証キー一覧編集機能
・データベースのバックアップ
(スケジュール化可)および、復元機能
・サンプルデータベース切替お試し機能
・DLL用サンプルプロジェクトの提供
◆セキュリティ関連
・環境設定でのログインダイアログ指定機能
・DLLでの貴社独自の暗号化情報設定機能
(認証レスキュー!2を利用した他社とは別の暗号化)
・DLLはアセンブリ署名により偽装対策済み
・DLLは逆コンパイル対策の難読化済み
・SQL ServerのSQLインジェクション対策済み
(Webサービス)
・Webサービスのブラウザ表示隠ぺい化
|
|
|
認証レスキュー!2 でインストールされる内容は次のとおりです。
Web サーバー用 PC
|
・認証 Web サービス(Web アプリケーション)
・Web 環境設定(Windowsアプリケーション)
・SQL Server 2012 Express + Management Studio
・体験版ライセンス(10登録ライセンス)
※製品版の基本パックに付属する「500登録ライセンス」はインストールとは別の形で提供されます。
|
認証業務用 PC
|
・認証管理システム(Windowsアプリケーション)
|
アプリケーション開発用 PC
|
・認証UIライブラリ(DLL)、同タイプライブラリ(TLB)
・サンプルプロジェクト(UI 系サンプル、API 系サンプル、ASP.NETサンプル
New!
)
Visual Basic 2010用、C# 2010用、Visual C++
2010用、Visual Basic 6.0用
|
ユーザーズガイドなど
|
|
|
認証レスキュー!2 では運用に必要な各処理の他に、ライセンス認証に関連する細かな設定が指定できます。利用できる処理や設定の一覧を示します。
◆ Web サーバー用 PC
【 認証 Web サービス 環境設定画面 】
● Web サービスの設定
● 環境設定へのログイン設定
● データベースの指定
「NR2 規定データベース」、「NR2 サンプルデータベース」のほか、マイクロソフト社クラウド Microsoft Azure などにも対応可能な「任意接続文字列」が設定可能です。
● データテーブル新規作成処理
【 データテーブルの指定」が「NR2規定」の場合の新規作成画面 】
● NR登録ライセンスの管理
この「ライセンスの管理」処理では、エンドユーザが認証登録してきたライセンス総数の確認と、弊社から入手いただいた「NR 登録ライセンス」数を管理できます。
お客様が配布したアプリケーションでエンドユーザがライセンス登録をした場合、Web サーバーなどの認証レスキュー!2 用データベースの認証データテーブルにその登録ライセンスがレコード数として記録されます。
この「ライセンスの管理」処理では、エンドユーザの認証済みライセンス総数と「NR登録ライセンス」総数の関係によって警告が表示されます。
【 エンドユーザ認証済みライセンス総数がNR 登録ライセンス総数の90%を超えた場合 】
【 エンドユーザ認証済みライセンス総数がNR 登録ライセンス総数を超えた場合 】
● データベースのバックアップ処理(スケジュール化可能)
● データベースの復元
◆ 認証業務用社内 PC「認証管理システム」
【 認証管理システム メニュー画面 】
【 認証管理システム 環境設定画面 】
● Web サービスのアクセス設定
● プロキシサーバーの設定
● 環境設定へのログイン設定
● 認証キー作成(自動ナンバリング)処理
【 自動ナンバリングによる認証キー作成画面 】
【 作成した認証キーの一覧画面 】
● 認証キー作成(表形式)処理
● 認証キー作成(個別)処理
● 認証キー作成(ランダム生成)処理
● 認証キー作成(インポート)処理
● 認証キー編集処理
● 認証キー削除(表形式)処理
● 認証キー削除(個別)処理
● ラベル印刷処理
【 ラベル印刷設定画面 】
【 ラベル印刷プレビュー画面 】
● 認証状況の表示/出力処理
● ログの表示処理
|
|
アプリケーション開発用 PC では、認証 UI ライブラリ(DLL)をプロジェクトの参照に追加するだけで、エンドユーザーが認証の登録や解除を行うプロセスを簡単に実現できます。
また、付属のサンプルプロジェクトで基本的な使用法が簡単に理解できます。
<付属サンプルプロジェクト>
Visual Basic 2010用、C# 2010用、Visual C++ 2010用、Visual Basic 6.0用
【 エンドユーザの認証管理画面例 】
◆ 認証 UI ライブラリ 機能一覧
UI系機能
ユーザインターフェイスを個別に作成する必要がなく、既定のUI
を呼び出すだけで認証機能を実装できます。
<UI系プロパティ一覧>
プロパティ
|
機能
|
EncryptionPassword
|
暗号化時のパスワードを設定
|
EncryptionSaltString
|
暗号化時のSalt文字列を設定
|
ProductIdNumberOfDigits
|
プロダクトIDの桁数を設定
|
RentalPeriod
|
レンタル日数を設定
|
RentalPeriodName
|
レンタル期間の名称を設定
|
SerialNoNumberOfDigits
|
シリアルNo.の桁数を設定
|
SetProductID
|
認証登録時の設定プロダクトIDを設定
|
SetSerialNo
|
認証登録時の設定シリアルNo.を設定
|
TelephoneNumber
|
電話で認証時の電話番号を設定
|
TrialPeriod
|
猶予(試用)日数を設定
|
TrialPeriodName
|
猶予(試用)期間の名称を設定
|
UseCpuInfo
|
CPU情報の使用を設定
|
UseMacAddress
|
MACアドレスの使用を設定
|
VendorsProductStartRegistryKeyPath
|
ベンダアプリケーション開始レジストリキーパスを設定
|
WebServiceBasicAuthenticationPassword
|
Webサービス時の基本認証パスワードを設定
|
WebServiceBasicAuthenticationUserName
|
Webサービス時の基本認証ユーザ名を設定
|
WebServiceCheckPassword
|
Webサービス確認パスワードを設定
|
WebServiceTimeout
|
Webサービスのタイムアウトを設定
|
WebServiceURL
|
WebサービスのURLを設定
|
WebServiceUseBasicAuthentication
|
Webサービス時の基本認証の使用を設定
|
<UI系メソッド一覧>
メソッド
|
機能
|
ActivateRegisterInternet
|
「認証登録/インターネット」処理の呼び出し
|
ActivateRegisterTelephone
|
「認証登録/電話」処理の呼び出し
|
ActivateRemoveInternet
|
「認証解除/インターネット」処理の呼び出し
|
ActivateRemoveTelephone
|
「認証解除/電話」処理の呼び出し
|
ActivateStatusCheck
|
エンドユーザPC内での認証状態の確認
|
ActivateStatusCheckOnline
|
オンラインで認証状態の確認
|
ActivateStatusDisp
|
「認証状態表示」処理の呼び出し
|
ProxyActivateRegisterExecute
|
「代理認証登録/実行」処理の呼び出し(代理PCで利用)
|
ProxyActivateRegisterFix
|
「代理認証登録/確定」処理の呼び出し
|
ProxyActivateRegisterPrepare
|
「代理認証登録/準備」処理の呼び出し
|
ProxyActivateRemoveExecute
|
「代理認証解除/実行」処理の呼び出し(代理PCで利用)
|
ProxyActivateRemovePrepare
|
「代理認証解除/準備」処理の呼び出し
|
RestoreCancelStatus
|
「認証解除状態回復」処理の呼び出し
|
RestoreRegisterStatus
|
「認証登録状態回復」処理の呼び出し
|
UpdateOfExpirationDate
|
「有効期限の更新」処理の呼び出し
|
(例)
「認証登録/インターネット」処理の呼び出し
(例)
「認証解除/インターネット」処理の呼び出し
(例)
「有効期限の更新」処理の呼び出し

API系機能
API 系機能ではユーザインターフェイス用のForm
は全て貴社でカスタマイズ可能で、多言語対応や貴社アプリとのシームレスな連携が可能です。
<API系プロパティ一覧>
プロパティ
|
機能
|
APICertificationID
|
認証ID(取得専用)
|
APICurrentExpirationDate
|
現在の有効期限(取得専用)
|
APIEncryptionPassword
|
暗号化時のパスワードを設定
|
APIEncryptionSaltString
|
暗号化時のSalt文字列を設定
|
APIErrorStatus
|
API
系のメソッドを使用した際のエラーの内容を返す
(取得専用)
|
APILicenseKey
|
ライセンスキー
|
APIOverwriteModeOfExpirationDateUpdate
|
「有効期限の更新」実行時の有効期限新旧上書きの設定
|
APIProductID
|
プロダクトID
|
APIProxyDataPath
|
代理認証データパス
|
APIProxyServerAddress
|
プロキシサーバーのアドレス
|
APIProxyServerPassword
|
プロキシサーバーのパスワード
|
APIProxyServerPort
|
プロキシサーバーのポート
|
APIProxyServerUserName
|
プロキシサーバーのユーザ名
|
APIReleaseKey
|
解除キー
|
APIReleaseStatus
|
解除ステータス(取得専用)
|
APIRentalPeriod
|
レンタル日数を設定
|
APISerialNo
|
シリアルNo.
|
APITrialPeriod
|
猶予(試用)日数を設定
|
APIUseCpuInfo
|
CPU情報の使用を設定
|
APIUseMacAddress
|
MACアドレスの使用を設定
|
APIUseProxyServer
|
プロキシサーバーの使用区分
|
APIVendorsProductStartRegistryKeyPath
|
ベンダアプリケーション開始レジストリキーパスを設定
|
APIWebServiceBasicAuthenticationPassword
|
Webサービス時の基本認証パスワードを設定
|
APIWebServiceBasicAuthenticationUserName
|
Webサービス時の基本認証ユーザ名を設定
|
APIWebServiceCheckPassword
|
Webサービス確認パスワードを設定
|
APIWebServiceTimeout
|
Webサービスのタイムアウトを設定
|
APIWebServiceURL
|
WebサービスのURLを設定
|
APIWebServiceUseBasicAuthentication
|
Webサービス時の基本認証の使用を設定
|
<API系メソッド一覧>
メソッド
|
機能
|
APIActivateRegisterInternet
|
インターネットによる認証登録の実行
|
APIActivateRegisterTelephone
|
電話による認証登録の実行
|
APIActivateRemoveInternet
|
インターネットによる認証解除の実行
|
APIActivateRemoveTelephone
|
電話による認証解除の実行
|
APIActivateStatusCheck
|
エンドユーザPC内での認証状態の確認
|
APIActivateStatusCheckOnline
|
オンラインで認証状態の確認
|
APIGenerationOfNewCertificationID
|
新規認証IDの生成
|
APIGetProxyDataForRegister
|
代理認証登録データの取得
|
APIGetProxyDataForRemove
|
代理認証解除データの取得
|
APIGetRegisteredInfoFromRegistry
|
(レジストリからの)認証登録済み情報の取得
|
APIProxyActivateRegisterExecute
|
「代理認証登録/実行」処理の実行(代理PCで利用)
|
APIProxyActivateRegisterFix
|
「代理認証登録/確定」処理の実行
|
APIProxyActivateRegisterPrepare
|
「代理認証登録/準備」処理の実行
|
APIProxyActivateRemoveExecute
|
「代理認証解除/実行」処理の実行(代理PCで利用)
|
APIProxyActivateRemovePrepare
|
「代理認証解除/準備」処理の実行
|
APIRestoreCancelStatus
|
「認証解除状態回復」処理の実行
|
APIRestoreRegisterStatus
|
「認証登録状態回復」処理の実行
|
APIUpdateOfExpirationDate
|
有効期限更新の実行
|
ASP.NET用機能(基本パック、基本パック+APIのどちらでも利用可能です)
ASP.NET で作成された貴社のWeb
ページから利用することができる、ASP.NET 系のDLLです。
<ASP.NET系プロパティ一覧> New!
プロパティ
|
機能
|
APIxExpirationDate
|
有効期限を設定
|
APIxExternalLinkKey
|
外部データベースとの「リンク用キー」を設定
|
APIxFreeItem1〜5
|
自由入力項目1〜5を設定します。
|
APIxKindOfRandom
|
シリアルNo.をランダムに自動作成する場合の文字種別を設定
|
APIxLicenseCount
|
ライセンス数を設定
|
APIxNumberingCount
|
シリアルNo.を作成する数を設定
|
APIxProductID
|
プロダクトIDを設定
|
APIxProxyServerAddress
|
プロキシサーバーのアドレスを設定
|
APIxProxyServerPassword
|
プロキシサーバーのパスワードを設定
|
APIxProxyServerPort
|
プロキシサーバーのポートを設定
|
APIxProxyServerUserName
|
プロキシサーバーのユーザ名を設定
|
APIxSerialNo
|
シリアルNo.を設定・取得
|
APIxSerialNoString
|
認証キー情報作成直後のシリアルNo.を取得(取得専用)
|
APIxStartNo
|
シリアルNo.を自動的にナンバリングして作成する場合の開始番号を設定
|
APIxStartFixedString
|
作成するシリアルNo.の上位固定文字列を設定
|
APIxStepNo
|
シリアルNo.を自動的にナンバリングして作成する場合の間隔(ステップ)数を設定
|
APIxUseProxyServer
|
プロキシサーバーの使用区分(デフォルト:False)を設定
|
APIxUseRental
|
レンタル機能の使用(False:利用しない、True:利用する)を設定
|
APIxUseExpirationDate
|
有効期限利用の有無(False:利用しない、True:利用する)を設定
|
APIxWebServiceBasicAuthenticationPassword
|
Webサービス時の基本認証パスワードを設定
|
APIxWebServiceBasicAuthenticationUserName
|
Webサービス時の基本認証ユーザ名を設定
|
APIxWebServiceCheckPassword
|
Webサービス確認パスワード(8文字以上)を設定
|
APIxWebServiceTimeout
|
Webサービスのタイムアウト(デフォルト:60秒)を設定
|
APIxWebServiceURL
|
WebサービスのURLを設定
|
APIxWebServiceUseBasicAuthentication
|
Webサービス時の基本認証の使用(デフォルト:False)を設定
|
<ASP.NET系メソッド一覧> New!
メソッド
|
機能
|
APIxCreateNumberingActivationKey
|
製品の認証キー情報を指定した数だけシリアルNo.を自動的にナンバリングして作成
|
APIxCreateOneActivationKey
|
製品1本分の認証キー情報を新規に作成
|
APIxCreateRandomActivationKey
|
製品の認証キー情報を指定した数だけ、シリアルNo.をランダムに自動作成
|
APIxDeleteActivationKey
|
作成済みの認証キー情報を削除
|
APIxEditOfExpirationDate
|
既存の認証キー情報内の有効期限を変更
|
代理認証機能について
上記6つのメソッド
1.「代理認証登録/準備」処理の呼び出し/ProxyActivateRegisterPrepare
2.「代理認証登録/確定」処理の呼び出し/ProxyActivateRegisterFix
3.「代理認証解除/準備」処理の呼び出し/ProxyActivateRemovePrepare
4.「代理認証登録/実行」処理の呼び出し(代理PCで利用)/ProxyActivateRegisterExecute
5.「代理認証解除/実行」処理の呼び出し(代理PCで利用)/ProxyActivateRemoveExecute
は代理で認証する機能です。
これらの機能は、実際にライセンスの認証登録をして貴社のアプリケーションを動作させたいエンドユーザのPCがインターネット経由での認証ができない状態で、かつ貴社も電話による認証を受け付ける体制をもたない場合の手段として利用できます。
これは、エンドユーザにとっては電話で認証する場合と違い貴社の休業日でも認証でき、貴社にとっては電話受付による人材や体制のためのコストが不要になる、という双方にとってのメリットがあります。
代理認証は、エンドユーザがこの機能を使ってインターネット接続できる他のPCで代わりに認証をして、その認証情報を貴社のアプリケーションを動作させたいPCに保存する、というものです。
次図のような流れになります。
|
◆ UI系機能のコード例(VB.NET)
'----------------------------------------------------------
'Newtone.NR.Activationクラスのインスタンスを作成
'----------------------------------------------------------
Dim myAct As New Newtone.NR.Activation()
'----------------------------------------------------------
'Newtone.NR.dllのプロパティの設定
'----------------------------------------------------------
'ベンダ製品スタート開始レジストリキーパス
myActivate.VendorsProductStartRegistryKeyPath = "Software\Newtone\NinshoRescue\NR-200\SampleProject"
'電話で認証時の電話番号
myActivate.TelephoneNumber = "0123-456-7890"
'暗号化時のパスワード
myActivate.EncryptionPassword = "12345678ABCDEFGH"
'暗号化時のSalt文字列(8バイト以上)
myActivate.EncryptionSaltString = "認証レスキュー!"
'猶予日数(デフォルト:0日、設定可能範囲:1〜365日)
myActivate.TrialPeriod = 15
'レンタル日数(デフォルト:0日、設定可能範囲:1〜1100日)
myActivate.RentalPeriod = 180
'レンタル期間の名称(デフォルト:"レンタル")
myActivate.RentalPeriod = "貸し出し"
・
・
・
'----------------------------------------------------------
'認証状況の確認
'----------------------------------------------------------
Dim ret As Integer
Dim stat As String
'表示メッセージ
'認証状況確認
ret = myActivate.ActivateStatusCheck()
'認証状況確認結果
Select Case ret
Case 0
'期限切れ(猶予有効時)
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + myActivate.TrialPeriodName + "期限が切れました。"
+ vbCr + "メニューは実行できません。" + vbCr
+ "「ライセンス管理」からライセンスの認証登録を行ってください。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation)
Case 1 To 365
'猶予日数有
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + myActivate.TrialPeriodName + "残日数は" + ret.ToString + "日です。"
+ vbCr + "続行します。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Information)
〜猶予(試用)残日数があるので、アプリケーションの機能を有効にする処理をここで実行〜
Case 400
'未認証(猶予無効時)
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + "ライセンスが認証されていません。"
+ vbCr + "メニューは実行できません。"
+ vbCr + "「ライセンス管理」からライセンスの認証登録を行ってください。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation)
Case 500
'認証済み
〜認証済みなので、アプリケーションの機能を有効にする処理をここで実行〜
Case 1000
'レンタル期限切れ(レンタル期日設定時)
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + myActivate.RentalPeriodName
+ "期限が切れました。速やかに当製品を返却してください。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation)
Case 1001 To 2100
'猶予日数有
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + myActivate.RetalPeriodName + "残日数は"
+ (ret - 1000).ToString + "日です。"
+ vbCr + "続行します。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Information)
〜レンタル残日数があるので、アプリケーションの機能を有効にする処理をここで実行〜
Case -999
'認証済ハードウェア情報不一致
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + "認証済ですが認証時のハードウェア情報と一致しない情報があります。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation)
Case -1
'その他エラー
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + "認証状況確認中に何らかのエラーが発生しました。"
MessageBox.Show(stat, "認証確認", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation)
Case Else
'想定外
stat = "[ID:" + ret.ToString + "] " + "認証状況確認中に想定外のエラーが発生しました"
MessageBox.Show(stat)
End Select
' 認証状況表示
If myActivate.ActivateStatusDisp() = False Then
MessageBox.Show("エラー")
End If
'----------------------------------------------------------
'実際にエンドユーザが認証登録/解除を行う部分の処理
'----------------------------------------------------------
'認証登録/インターネット
If myActivate.ActivateRegisterInternet() = False Then
MessageBox.Show("エラー")
End If
'認証登録/電話
If myActivate.ActivateRegisterTelephone() = False Then
MessageBox.Show("エラー")
End If
'認証解除/インターネット
If myActivate.ActivateRemoveInternet() = False Then
MessageBox.Show("エラー")
End If
'認証解除/電話
If myActivate.ActivateRemoveTelephone() = False Then
MessageBox.Show("エラー")
End If
・
・
・
|
|
ここでは、お客様が考慮するべき大変重要な事項について記載いたします。それは、.NETアプリケーションの難読化の必要性です。
.NET 用に作成したアプリケーションのアセンブリ(.EXE や .DLL など)は、中間言語(IL)で作成されているので、簡単にリバースエンジニアリングをされてしまいます。.NET アプリケーションの逆コンパイルは、無償の逆コンパイラなどを利用していとも簡単に実行できます。
逆コンパイルにより、単にコードの内容を知られるだけにとどまらず、パスワードなどのログイン情報やレジストリ名などの文字列も明らかになります。これらを放置するとその危険性がシステム全体におよび、貴社のソフトウェアビジネスに大きな損害を与えかねません。
これらのことは、認証レスキュー!2 に関わらず一般的な問題なのですが、認証レスキュー!2 の場合を考えてみます。
最終的にエンドユーザに配布されるのは認証レスキュー!2で提供される認証UIライブラリ(DLL)とそれを利用して作成した貴社のアプリケーションです。
この内、認証UIライブラリ(DLL)は難読化を施した上で弊社(ニュートン)より出荷されています。しかし、貴社のアプリケーションがVisual
Basic(.NET)やC#で作成された場合は貴社サイドで難読化が必要となります。そのままでは、悪意を持ったユーザ(または第三者)がそのアプリケーションを逆コンパイルすることを妨げる方法はありません。
そこで、そのアプリケーションを難読化すれば、悪意を持ったユーザ(または第三者)が逆コンパイルしてもパスワードなどのログイン情報やレジストリ名などが露呈することはありません。
不正逆コンパイル対策のために弊社の難読化ツールなどで .NET アプリケーションを「難読化」されることを強く推奨いたします。
弊社では、.NET アプリケーションの難読化のツール「Spaices .NET JP」を販売しております。詳細につきましては、弊社の
「Spices.NET JP」Webサイトをご覧ください。
|
|
|
■登録ライセンス
お客様が認証レスキュー!2 の機能を組み込んで開発・配布されたアプリケーションにて、エンドユーザがライセンス認証登録をするためには、エンドユーザのライセンス総登録数に応じた「NR登録ライセンス」がお客様に必要です。
「基本パック」には「500登録ライセンス」が付属していますが、お客様がより多くの「NR登録ライセンス」を必要とされる場合の、お得なライセンスパックをご用意しております。
詳しくは、
「ライセンスパック」
のページをご覧ください。
■DLLやアプリケーションを使用するための開発・運用ライセンス
Web
サーバー用PC、認証業務用社内PC、アプリケーション開発用PCへの認証レスキュー!2のそれぞれのインストーラによってインストールされるアプリケーションやDLLを使用するためのライセンスは「基本パック」に含まれ、PCの台数による制限はありません。
■貴社システムの開発・運用を外部の開発会社に依頼している場合
貴社のシステムの開発・運用を外部の開発会社様に依頼している場合は、貴社で認証レスキュー!2のユーザ登録をすることで、その開発会社様が貴社がユーザ登録した認証レスキュー!2を使用して開発していただくことができます。
その際、開発に関するお問い合わせなども、貴社の開発会社様である旨をご連絡いただければ、開発会社様から直接、弊社にお問い合わせいただくことができます。
|
|
■認証UIライブラリの利用形態による製品の選択
認証レスキュー!2のVer.2.5.0以降の認証UIライブラリ(DLL)では、従来のUI系機能のプロパティやメソッドとは別に、API系機能のプロパティやメソッドを利用できるラインナップ(+API)が追加されました。
UI系機能とAPI系機能の大きな違いは、UI系が認証レスキュー!2の既定のUI(ユーザインターフェイス)を利用する前提であることに対し、API系は貴社オリジナルのUIを作成し利用できる点です。
たとえば、「認証登録/インターネット」処理を考えた場合、UI系ではActivateRegisterInternet
メソッドを呼び出すだけで、「認証登録/インターネット」処理のUIが表示されUI上の項目の細かいプログラム的な制御などは全く必要ありません。
それに対し、API系では最終的にはAPIActivateRegisterInternet
メソッドを呼び出しますが、UIにあたるFormのデザインやForm上の項目に関する細かい制御やAPIActivateRegisterInternetメソッドを呼び出すための必須プロパティの設定などのコードを貴社で作成する必要があります。API系では各メソッド実行結果の細かいステータスは返しますが、メッセージの表示を含め一切の画面表示は行いません。
<認証UIライブラリ(DLL)の利用形態によるメリットとデメリット>
利用形態
|
メリット
|
デメリット
|
UI系機能
|
●認証レスキュー!2既定のUIを利用するため、貴社アプリケーションにアクティベーション機能を短期間で実装することが可能
●API系製品(+API)に比べ安価である
|
●貴社オリジナルのUIを構築できないため、貴社アプリケーションとのシームレスなUIデザインやUI上の(認証レスキュー!2既定UIには用意されていない)新規項目などは利用できない
●認証レスキュー!2既定のUIを利用するため日本語のみのUIとなる
|
API系機能
|
●貴社オリジナルのUIを構築できるため、貴社アプリケーションとのシームレスなUIデザインやUI上の(認証レスキュー!2既定UIには用意されていない)新規項目などを作成できる
●貴社オリジナルのUIを構築できるため日本語以外の多言語のUIが作成可能
●プロダクトIDやシリアルNo.を(レジストリより)取得できるメソッドがあるため、その文字列を定義することで、同一製品の追加オプションのライセンスの識別などに利用できる。UI系にはそれらを取得する機能はない。
|
●貴社オリジナルのUIを構築するためUI系に比べ、貴社アプリケーションのアクティベーション機能実装に時間がかかる
●UI系製品に比べ高価である
|
<製品による機能比較>
製品
|
標準価格(税込)
|
DLLの機能
|
NR登録ライセンス
|
|
UI系機能
|
API系機能
|
ASP.NET
用
機能
|
認証レスキュー®!2
体験版
|
-
|
体験版
|
体験版
|
体験版
|
10登録ライセンス
(動作確認用)
|
|
認証レスキュー®!2
基本パック
|
528,000
円
|
製品版
|
体験版
|
利用可
|
500登録ライセンス
|
|
認証レスキュー®!2
基本パック +API
|
858,000
円
|
製品版
|
製品版
|
利用可
|
500登録ライセンス
|
|
※体験版では、DLLの最初の呼び出し時に体験版ダイアログが表示されます。
●そのほかの価格は、
「ライセンスパック」
のページをご覧ください。
■UI系サンプルプロジェクトとAPI系サンプルプロジェクト、およびASP.NET系サンプルプロジェクトについて
Ver.2.6.0以降の認証UIライブラリ(DLL)用のサンプルプロジェクトは次の3種類です。
・SampleProjectフォルダ(UI系サンプルプロジェクト)
・SampleProject_APIフォルダ(API系サンプルプロジェクト)
・SampleProject_Webフォルダ(ASP.NET系サンプルプロジェクト)New!
UI系サンプルプロジェクトが認証レスキュー!2既定のUIを呼び出すサンプルプロジェクトになっているのに対し、API系サンプルプロジェクトではUI用のFormは全て貴社でカスタマイズ可能です。
また、ASP.NET系サンプルプロジェクトでは、Webサーバー側のASP.NET用プログラムから利用できる、ASP.NET系DLLを利用しています。
|
|
●「Webサーバー用PC」へのインストールが対応しているOS
日本語 Microsoft Windows Server 2022
New!
日本語 Microsoft Windows Server 2019/2016 / 2012 R2 / 2012 / 2008 R2 / 2008
日本語 Microsoft Windows 11(Homeは除く)
New!/ 10(Homeは除く) / 8.1(Pro以上) / 8(Pro以上) / 7(Home
Basicは除く) / Vista(Home Basicは除く) 各x86、x64対応
●「Webサーバー用PC」へのインストールが対応しているIIS
IIS 10.0 / 8.5 / 8.0 / 7.5 / 7.0
●「認証業務用社内PC」へのインストールによる「認証管理システム」が対応しているOS
日本語 Microsoft Windows Server 2022
New!
日本語 Microsoft Windows Server 2019/2016 / 2012 R2 / 2012 / 2008 R2 / 2008
日本語 Microsoft Windows 11
New! / 10 / 8.1 / 8 / 7 / Vista(x86、x64対応)
日本語 Microsoft Windows Server 2003 R2 / 2003
日本語 Microsoft Windows XP(x86、x64対応)
●「アプリケーション開発用PC」へのインストールによる「認証UIライブラリ(DLL)」が対応しているOS
日本語 Microsoft Windows Server 2022
New!
日本語 Microsoft Windows Server 2019/2016 / 2012 R2 / 2012 / 2008 R2 / 2008
日本語 Microsoft Windows 11
New! / 10 / 8.1 / 8 / 7 / Vista(x86、x64対応)
日本語 Microsoft Windows Server 2003 R2 / 2003
日本語 Microsoft Windows XP(x86、x64対応)
●認証UIライブラリ(DLL)を利用するための開発環境(すべて日本語版のみ)
Visual Studio 2022
New!/2019/2017 / 2015 / 2013 / 2012 / 2010 / 2008、Visual Studio 6.0
■UI系、API系DLLの対応暦
New!(バージョン2.6.7より、ASP.NET系DLLを除く)
・ChineseLunisolarCalendar/中国の太陰太陽暦
・GregorianCalendar/グレゴリオ暦(西暦)
・HebrewCalendar/ヘブライ暦
・HijriCalendar/回教暦
・JapaneseCalendar/和暦
・JapaneseLunisolarCalendar/日本の太陰太陽暦
・JulianCalendar/ユリウス暦
・KoreanCalendar/韓国暦
・KoreanLunisolarCalendar/韓国の太陰太陽暦
・PersianCalendar/ペルシャ暦
・TaiwanCalendar/台湾暦
・TaiwanLunisolarCalendar/台湾の太陰太陽暦
・ThaiBuddhistCalendar/タイ仏暦
・UmAlQuraCalendar/ウムアルクラ暦
|
|
パッケージ版
セットアップディスク / ユーザ登録カードなど
(マニュアルなどのドキュメントはディスクに含まれます)
▼パッケージイメージ
|
|
|
サイズ:W136×D15×H191mm(DVD/CD 用トールケース)
|
ダウンロード版
セットアップモジュール、ドキュメントデータなど
|
開発元:株式会社ニュートン
販売元:株式会社ニュートン
|
|
※認証レスキュー は、株式会社ニュートンの登録商標です。
※表記中の社名、製品名などは一般に各社の商標または、登録商標です。
※本仕様、及び価格などは予告なしに変更する場合があります。
|