■基本チャートの種類(2D、3D対応
)
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TeeChart Pro
.NET 1J は、44種類の基本チャートを提供します。
【チャートの種類】
面/矢印/縦棒/3D バー/バー ジョイン/ベジェ/縦ボックスプロット/泡/カレンダー/キャンドル/時計/カラーグリッド/等高線/ドーナツ/エラー/エラーバー/折れ線/ファネル/ガント/High-Low/ヒストグラム/横棒/横ボックスプロット/横リボン/リボン/ラインポイント/円/散布図/3D散布/極/ピラミッド/レーダー/シェープ/スミス/サーフェス/サーフェス(三角)/ボリューム/ウォーターフォール/風向図/横面/ポイント&フィギュア/タワー
■TeeChart Pro
.NET 1Jのコンポーネント |
TeeChart Pro
.NET 1Jは、次のコンポーネントを提供します。
■TeeChart Pro
.NET 1Jの関数
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TeeChart Pro
.NET 1Jには、26種類の関数があります。
「標準グループ」には、和、差分、積、商、最大、最小、平均値、計算、
カスタム関数、「金融グループ」では運動量、商運動量、確立、指数移動平均値、コンプレス、CLV、OBV、CCI、移動平均、PVO、
「統計グループ」には、累積、指数平均値、誤差の2乗、標準偏差、パフォーマンス、「拡張グループ」にはスムージング、クロスポイントをそれぞれ実装しています。
【関数の例】
■コマンダーコンポーネント
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プログラマがコードを書くことなく、ユーザはアプリケーション実行時にチャートの回転や移動、ズーミング、奥行効果,3D/2D効果、チャートエディタ、印刷プレビュー、コピー、保存などの操作を実現できます。

■チャートエディタ
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チャートエディタの目的の一つは、いかにプログラマがコードを書かずにチャートを作成する機能を提供するかにあります。
プログラマはデザイン時にチャートエディタを使いチャートやそのデータに関する様々な定義をビジュアルに設定できます。
たとえば、SQL Serverデータベース上の販売データテーブルを対象にその販売量と販売年月をグラデーション付きの3Dの縦棒グラフを作成することができます。
また、もう一つの目的として、プログラマがいかにコードを書かずにエンドユーザにチャートを加工する様々な機能を提供するか、ということがあげられます。
プログラマはユーザへのチャートエディタの開放を指定するだけで、ユーザはチャートエディタを使って、チャートに対して様々な追加や変更を加えたり、データ活用することができます。
たとえば、既存系列間の累積を新しい系列として追加したり、軸の目盛やタイトルの変更、パネルグラデーションの設定などの視覚的な項目設定が可能です。また、ユーザが現在のチャートデータをExcel形式やXMLデータとしてエクスポートする、といったこともチャートエディタだけの機能で実現できます。
※Web Forms 用の
チャートエディタであるWebChart
エディタでは、開発ターゲットがVS.NETで開発するWebアプリケーションであるために、使用できるチャートツールが決まっています。WebChart
エディタでは、拡張凡例ツール、カラーバンド、グリッドバンド、アノテーションツール、ページ数ツールの各チャートツールだけが利用できます。チャートツール以外の機能はWindows
Forms 用のチャートエディタと同様に利用できます。
【チャートエディタ画面の系列タブ】

【TeeChartギャラリ】

【面系列の[系列]-〔形式〕タブ】

【チャートツール】

【エクスポート】


TeeChartをADO.NETデータベースに接続する方法は、デザイン時にチャートエディタで行う方法と実行時にコードの記述による方法があります。
どんな系列でもチャートエディタでADO.NETのテーブルやクエリーに接続でき、また全ての系列はいろいろなADO.NETデータベースを使用してあらゆるテーブルに接続できます。これにより柔軟にデータベースをチャートで使用できます。
全ての系列にはDataSourceプロパティがあり、全ての系列は、データベースの値(テーブルあるいはクエリー)のを定義する「DataSource」プロパティを持ち、「YValues.DataMember」プロパティや「LabelMember」プロパティは、表示させるフィールドを指定します。
またデザイン時に実際のデータを見ながら開発ができます。
▼テーブルデータ全体のバインディング

Visual Studio .NETのツールボックスのデータタブから必要なDataAdapterをFormにドラッグするか、Visual
Studio .NETのサーバーエクスプローラから必要なデータベースのテーブルなどをドラッグします。自動的に作成されるDataAdapterオブジェクトの構成を必要に応じて変更します。
たとえば、次のようなテーブルをDataAdapterで構成したとします。

TeeChartのチャートエディタの系列タブの中のデータソースタブを選択して、下図のようにデータセットを設定します。

すると、下図のようなチャートがとても簡単に完成します。

▼1レコード単位(単一レコード)のバインディング

TeeChartは、データベースの単一レコードを簡単にチャートにすることができます。
たとえば、1年1レコードで月毎の売上データから構成されているデータをチャートに表示する場合です。
たとえば、次のようなテーブルをDataAdapterで構成したとします。

@単一レコードのデータ接続に、TeeChartのチャートエディタを利用した場合
TeeChartのチャートエディタのバインドしたい系列タブのデータソースタブで、データソース型を「単一レコード」に設定します。
単一レコードのチャートはデータセット、テーブルやデータビューをサポートします。

すると、下図のようにVisual Studio .NETのデザイナ画面の下方にある「コンポーネントトレイ」にTeeChartの「singleRecordSource」が表示されます。

この「singleRecordSource」は、DataAdapterを経由したデータソースとチャートデータを関連付けるコードを自動的に追加してくれます。
たとえば、上記の例では次のようなコードが自動的に付加されプログラマの負担が軽減されます。また、バインドしているデータに応じたチャートがデザイン時に確認できるというメリットもあります。
private SingleRecordSource
singleRecordSource1;
private Bar bar1;
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
singleRecordSource1 = new Steema.TeeChart.Data.SingleRecordSource();
singleRecordSource1.DataSource = sourceTableSet;
singleRecordSource1.ValueMembers = new string[] {
"JAN", "FEB", "MAR", "APR", "MAY",
"JUN" };
bar1 = new Steema.TeeChart.Styles.Bar();
bar1.DataSource = this.singleRecordSource1;
tChart1.Series.Add(bar1);
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
A単一レコードのデータ接続を、コーディングだけで行う場合
この場合は、デザイナ上に空のチャートコンポーネント(tChart)を配置し、DataAdapterでデータソースを指定した、下図のようなシンプルなデザイン画面となります。

▼CurrencyManagerオブジェクトを利用したレコードナビゲーション

チャートのデータソースをナビゲートしたり、更新するには、Visual
Studio .NETのWindowsフォームのCurrencyManagerオブジェクトを使用すると簡単です。

たとえば、上図のようにデータレコードの前進や後退ボタンにチャートの表示を連動させるには、CurrencyManagerオブジェクトを利用した次のようなコーディングをする方法があります。
private DataSet
sourceTableSet;
private DataTable sourceTable;
private void Form1_Load(object sender, System.EventArgs e)
{
sourceTableSet = new System.Data.DataSet();
oleDbDataAdapter1.Fill(sourceTableSet);
sourceTable = sourceTableSet.Tables[0];
ConnectChartToTable();
}
private CurrencyManager myCurrencyManager;
public void ConnectChartToTable()
{
myCurrencyManager =
(CurrencyManager)this.BindingContext[sourceTable];
singleRecordSource1.RecordCurrency=myCurrencyManager;
tChart1[0].CheckDataSource();
}
private void MovePrevious()
{
if (myCurrencyManager.Position>0)
{
myCurrencyManager.Position=myCurrencyManager.Position-1;
tChart1[0].CheckDataSource();
}
}
private void MoveNext()
{
if
(myCurrencyManager.Position<myCurrencyManager.Count-1)
{
myCurrencyManager.Position=myCurrencyManager.Position+1;
tChart1[0].CheckDataSource();
}
}
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
private void bnPrev_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
MovePrevious();
CheckButtons();
}
private void bnNext_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
MoveNext();
CheckButtons();
}
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■TeeChart.NETとWebChartおよびASP.NET
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TeeChart.NETをWebアプリケーションで利用するには、2つの方法があります。ツールボックスよりTeeChartのWebChartコンポーネントを使用する方法と、WebChartコンポーネントをの代わりにASPページのスクリプトにコードでチャートを作成する方法です。以下に、簡単に紹介します。
▼WebChartコンポーネントを使用する方法
【実行例】

WebフォームではTeeChart.NETのWebChartコンポーネントを使用します。
TeeChart.NETをインストールするとツールボックスにWebChartが追加されます。
【ツールボックス内のWebChartアイコン】
●フォームにチャートを追加
ツールボックスからWebChartコンポーネントを選択し、Webフォーム上にWebChartをドラッグしサイズを調整します。
チャートをマウスで右クリックし、メニューから「編集」を選択してチャートエディタを起動します。
チャートエディタでは、系列や軸および他のチャートの特性が追加、変更できます。
●チャートのデザインとプロパティのオプション
チャートエディタは実行時におけるチャートのほとんどの項目を設定できます。設定はWebフォームに保存されます。
WebChartエディタの使い方は、Windows
フォーム用のチャートと一部のチャートツールを除いて同じです。
●イメージフォーマット (PictureFormatプロパティ)
デフォルトのフォーマットはPNGですが、プロパティウィンドウでPictureFormatプロパティを変更できます。

●File あるいは Session の設定 (TempChartプロパティ)
TempChartプロパティは、テンポラリチャートをどのように保存するかを設定します。2つの利用可能な設定があります。
@File
デフォルトではTeeChartをインストールすると、テンポラリファイルの位置および同等な仮想フォルダ名を備えたレジストリキーを作成します。
ASession
セッションにもテンポラリファイルを保存できます。
●インタラクティブチャートイベントの使用
(AutoPostback プロパティ)
AutoPostbackプロパティをTrueに設定するとインタラクティブイベントを使用できます。
プロパティブラウザのイベントリストから必要とするイベントをダブルクリックすると、イベントが設定されます。

系列をクリックした場合のイベントに、たとえば次のようなコードを記述します。
private void
WebChart1_ClickSeries(object sender, Steema.TeeChart.Styles.Series s, int valueIndex,
System.EventArgs e)
{
Steema.TeeChart.Chart
tChart=((WebChart)sender).Chart;
clickedX=s.CalcXPos(valueIndex);
clickedY=s.CalcYPos(valueIndex);
msgText="Series:
"+tChart.Series.IndexOf(s).ToString()+"\n\rValue:
"+s.YValues[valueIndex].ToString("#0.00");
}
▼ASPスクリプトでチャートを作成する方法
【実行例】

WebChartコンポーネントをの代わりにASPXページのスクリプトにコードでチャートを作成します。
●スクリプトにチャートを追加
@新しいASP.NET Webアプリケーションのプロジェクトを作成します。作成されたWebフォームページをクライアントページとして使用します。
A新しいWebフォームページを追加します。このページはサーバーサイドでチャートコードを処理するために使用します。
●処理のフロー

クライアントのブラウザページ(SeriesTypes.aspx)はイメージを含んでいます。
そのイメージのリンクはaspxのサーバースクリプト(ProcessChart.aspx)です。
クライアントページの「チャートの更新」ボタンを選択すると、必要な変数を渡してサーバースクリプトを呼び出して、クライアントページに動的なチャートを表示します。
●TeeChartのコーディング
サーバーサイドでTeeChartをコーディングするには、スクリプトページに「using
Steema.TeeChart」を追加します。
(例) using Steema.TeeChart;
TChartの変数を宣言して、Page_Load
イベントの最初の部分でクラスを作成します。
(例)
private TChart tChart;
private void Page_Load(object sender,
System.EventArgs e)
{
tChart=new TChart();
・・・・・・・・・
}
●チャートの取得
クライアントのパラメータによりチャートをサーバーから取得します。
チャートのリクエストはURLのクエリ・ストリングで送信できます。
サーバスクリプトを呼び出すためのコードはWebフォームのコードページで記述します。
(例)
この例では、Webフォームの変数をクエリ・ストリングでImageUrlに設定します。
private void
sendInfo()
{
seriesType=DropDownList1.Items[DropDownList1.SelectedIndex].ToString();
viewType=CheckBox1.Checked.ToString();
Image1.ImageUrl="http://"+webServer /*use
webserver variable for server*/
+"/TeeChartForNET/ASPStream/ProcessChart.aspx?seriestype="
+seriesType+"&view="+viewType;
}
サーバースクリプトはクライアントからクエリ・ストリングを受け取り、Page_Loadイベントでチャートは作成されます。
チャートはイメージとして作成され、クライアントへストリームとして戻されます。
(例)
private
void Page_Load(object sender, System.EventArgs e)
{
tChart=new
TChart();
tChart.AfterDraw
+= new Steema.TeeChart.TChart.PaintChartEventHandler(this.tChart_AfterDraw);
/* ...add Series
and data, etc ... */
//Process Get
parameters received from client
if
(Request.QueryString["view"]=="False")
tChart.Aspect.View3D=false;
else
tChart.Aspect.View3D=true;
MemoryStream
tempStream = new MemoryStream();
tChart.Export.Image.PNG.Save(tempStream);
Response.ContentType="Image/PNG";
Response.OutputStream.Write(tempStream.ToArray(),0,(int)tempStream.Length);
tempStream.Close();
}
●イベントの追加
ASPアプリケーションでは、チャート作成後にイベントを追加して処理できます。
(例)
private
void Page_Load(object sender, System.EventArgs e)
{
tChart=new
TChart();
tChart.AfterDraw
+= new Steema.TeeChart.TChart.PaintChartEventHandler(this.tChart_AfterDraw);
/* ...add Series
and data, etc ... */
MemoryStream
tempStream = new MemoryStream();
tChart.Export.Image.PNG.Save(tempStream);
Response.ContentType="Image/PNG";
Response.OutputStream.Write(tempStream.ToArray(),0,(int)tempStream.Length);
tempStream.Close();
}
private void tChart_AfterDraw(object
sender, Steema.TeeChart.Canvas.Graphics3D g)
{
string
tmpStr="Copyright My Organisation "+DateTime.Now.ToString();
g.TextOut(g.Chart.Width-(int)g.TextWidth(tmpStr)-5,g.Chart.Height-(int)g.TextHeight("H")-3,tmpStr);
}
AfterDrawイベントのコードはチャート作成時に実行されます。
■主な特徴(
製品収録のサンプルプログラムより抜粋) |
■ .NET Compact
FrameworkでのPocket PC、Windows CE 用アプリケーションの開発 |
TeeChart Pro .NET 1J
には、 .NET Compact FrameworkでのPocket PC、Windows
CE 用のサンプルプログラムが付属しています。
【基本デザイン画面】

参照設定で TeeChart.Pocket
を追加します。

たとえば、次のようなコードで新しくチャートを作成し系列を定義していきます。
public Form1()
{
//
// Required for Windows Form Designer support
//
InitializeComponent();
// Create Chart
tChart1=new TChart();
tChart1.Bounds=new Rectangle(6,60,220,176);
tChart1.Parent=this;
// Chart Title
tChart1.Header.Text="TeeChart
PocketPC";
// Create horizontal bar series
horizBar1=new
Steema.TeeChart.Styles.HorizBar();
horizBar1.FillSampleValues();
horizBar1.ColorEach=true;
tChart1.Series.Add(horizBar1);
// Manage clicks
horizBar1.Click+=new
MouseEventHandler(series_Click);
tChart1.ClickLegend+=new
MouseEventHandler(tChart1_ClickLegend);
// Other setup
label1.Text="";
AddComboStyles();
tChart1.Panel.Color=Color.Wheat;
}
【Pocket PC 2002 エミュレータによる実行例】

【Windows CE .NET
エミュレータによる実行例】

■ランタイムライセンス・Web
Server ランタイムライセンスについて
TeeChart Pro .NET 1J
を使用してお客様が作成したアプリケーションは、ユーザ登録をしていただくことで、無償で配布できます。但し、Web ServerランタイムライセンスはWeb Server毎に別途ライセンスが必要です。詳しくは、「ライセンスパック」のページをご覧ください。
■開発ライセンスについて
TeeChart Pro .NET 1J
の通常パッケージには、開発者1名分の開発者ライセンスが付属しています。お客様がTeeChart
Pro .NET 1J
を使用して複数の開発者で開発される場合に、お得な開発ライセンスパックをご用意しております。詳しくは、「ライセンスパック」のページをご覧ください。
■標準価格(シングルライセンス
)
TeeChart Pro .NET 1J 「1開発者ライセンス」 |
120,000円
(税込 126,000円) |
TeeChart Pro .NET 1J 「1Web Server
ランタイムライセンス」 |
43,000円
(税込 45,150円) |
TeeChart Pro .NET 1J 「+Source」
(上記の「1開発者ライセンス」に「C#ソースコード」が付属します) |
310,000円
(税込 325,500円) |
■対応環境
対応OS
(すべて日本語版) |
.NET Framework 1.1/2.0(Windows
XP[32bit]/2000)、Windows
Server 2003[32bit]、Windows Vista[32bit]、.NET Compact Framework(Pocket PC 2000、Pocket PC 2002、Windows CE .NET 4.1) |
対応コンテナ
(すべて日本語版) |
Visual Studio.NET 2003、Visual
Studio 2005、IIS5.0、IIS6.0、Borland C# Builder |
■パッケージ内容
通常パッケージ |
セットアップCD-ROM、ユーザ登録カードなど
(マニュアルなどのドキュメントはCD-ROMに含まれます) |
1 Web Server
ランタイムライセンス |
ライセンス許諾契約書、ユーザ登録カード
(CD-ROMは付属していません) |
開発元 |
スペイン Steema Software社 |
日本語版開発&国内独占販売元 |
株式会社ニュートン |

※表記中の社名、製品名などは一般に各社の商標または、登録商標です。
※本仕様、及び価格などは予告なしに変更する場合があります。 |