* ImageKit.NET2 からのおもな変更点(廃止や変更されたもの)の一覧です。ImageKit.NET2 からの移行時や ImageKit.NET2 のコード利用時にご参照ください。
* 廃止や名称変更したほとんどのプロパティ・メソッドは旧バージョンとの互換性を保つために残してあります。廃止したものについては機能は無効となっています。名称変更したものについては機能しますが、新名称の使用を推奨します。
* 廃止や名称変更したものについては、インテリセンスには表示されません。

名称 変更内容など
ImageKit.Win.ImageKit
● 廃止されたもの
・プロパティ
 Refine1BitImage,
 RefineColorImage
縮小時は常に自動的に高精細表示となりますので、これらのプロパティは廃止しました。 ※1
 ToolBar 新たに4種類のツールバー( ToolBarStandard / ToolBarAnnotation / ToolBarSetupLines / ToolBarSetupObjects )を独立したコントロールとして保有しており、ImageKit コントロールとの関連付けもツールバー側の設定のみで行えるため、当プロパティは不要となりました。
(互換性のために、旧 IkToolBar コントロールや当プロパティは残してあり機能もしますが、 上記の各 ToolBar の使用を推奨します。)
● 変更されたもの
・メソッド
 Display DisplayMode プロパティが追加されましたので、表示モードはそちらで設定し、当メソッドは引数なしとなりました。 ※2
ImageKit.Win.ImageKit.Edit
● 廃止されたもの
・プロパティ
 EnableTextDialog プロパティダイアログは全オブジェクト共通ではなく、単独選択したオブジェクトの種類ごとに特化したプロパティダイアログが表示されますので、当プロパティは不要です。 ※1
 TextDialog~Visible,
 TextDialog~Enabled
テキストオブジェクト専用ダイアログ用のプロパティとなりますので、不要となります。これらに替わりプロパティダイアログの各項目の表示/非表示、有効/無効を設定するための「Dialog~Visible」「Dialog~Enabled」プロパティが用意されています。 ※1
・メソッド
 DeleteMultiSelectedObjects DeleteSelectedObjects メソッドに統一されました。これにより選択されているオブジェクトが、単独選択でも範囲選択でも共通してDeletSelectedObjects メソッドで削除します。 ※2
 SetSelectedObject~ SelectedObject~ プロパティで設定も可能となりましたので、これらのメソッドではなく、プロパティで設定します。
これらのメソッドは機能も含め残してあり使用してもエラーにはなりませんが、プロパティの設定をお使いください。
● 変更されたもの
・プロパティ
 EditEnable 名称が「EditEnabled」に変更されました。(EditEnable も互換性のために残してありエラーにはなりません。 ※2
 FontSize 単位が Point から Pixel に変更されました。
 SelectedObject~ 取得のみではなく、設定も可能となりました。
 SelectedObjectDrawPoints 型が List<Point> から Point[] に変更されました。
※当プロパティは、前バージョンからの完全変更となっており、旧コードの一部は変更が必要となる場合がございますのでご注意ください。
・メソッド
 PasteCopiedObjects PastePoint プロパティが追加されましたので、貼り付ける座標はそちらで設定し、当メソッドは引数なしとなりました。 ※2
ImageKit.Win.ImageKit.Effect
● 変更されたもの
・メソッド
 Chroma 名称が「SetChroma」に変更されました。 ※2
 RedEyeRemoval 名称が「RemoveRedEye」に変更されました。 ※2
 Rotation 名称が「Rotate」に変更されました。 ※2
 Sharp 名称が「Sharpen」に変更されました。 ※2
ImageKit.Win.ImageKit.File
● 廃止されたもの
・プロパティ
 TiffAppend マルチ Tiff の処理専用のメソッド( 「AppendTiffImage」 「InsertPageIntoMultipageTiff」 「DeletePageFromMultipageTiff」 )が追加されましたので、当プロパティは使用しません。 ※1
・メソッド
 CloseMultiTiff マルチ Tiff の処理専用のメソッド( 「AppendTiffImage」 「InsertPageIntoMultipageTiff」 「DeletePageFromMultipageTiff」 )が追加されましたので、当メソッドは不要となりました。 ※1
● 変更されたもの
・メソッド
 LoadImageFromFile LoadType はすべて自動判別となり、、当メソッドは引数なしとなりました。 ※3
 LoadImageFromRawData LoadType はすべて自動判別となり、、当メソッドは引数なしとなりました。 ※3

※1:記述してもエラーにはなりませんが、機能は無効です。
※2:機能も含め旧プロパティ・メソッドも残してあり使用してもエラーにはなりませんが、新プロパティ・メソッドをお使いください。
※3:旧メソッドも残してあり使用してもエラーにはなりませんが、引数の値に関わらず自動判別となります。新メソッドをお使いください。