ImageKit コントロールの右クリック時に表示する編集用のコンテキストメニューを ImageKit 標準のものを使用せずカスタマイズして使用します。

コード例

「色を変える」「回転する」「コピーと貼付」という内容のメニューを持つコンテキストメニューが表示されるようにします。
※あらかじめフォームに System.Windows.Forms.ContextMenuStrip コントロールを貼り付けておき、「色を変える」「回転する」「コピーと貼付」「プロパティ」の各 ToolStripMenuItem を追加し、それらのクリックイベントを設定しておきます。

オリジナル・コンテキストメニューの例


[Visual Basic.NET]

'Form Loadイベント内などに以下を記述
    '※アノテーション機能を使用する際は下記のプロパティを True に設定しておく必要があります
    ImageKit1.Edit.EditEnabled = True

    'contextMenuStrip1 をImageKit コントロールの ContextMenuStrip プロパティに割り当てる
    ImageKit1.Edit.ContextMenuEnabled = False
    ImageKit1.ContextMenuStrip = contextMenuStrip1


'オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理1:選択しているオブジェクトの色を赤にする
Private Sub 色を変えるToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles 色を変えるToolStripMenuItem.Click
    ImageKit1.Edit.SelectedObjectForeColor = Color.Red
End Sub

'オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理2:選択しているオブジェクトを+30度回転する
Private Sub 回転するToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles 回転するToolStripMenuItem.Click
    ImageKit1.Edit.SelectedObjectAngle += 30
End Sub

'オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理3:選択しているオブジェクトをコピーし、左上座標が(50, 50)の位置に貼り付ける
Private Sub コピーと貼付ToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles コピーと貼付ToolStripMenuItem.Click
    ImageKit1.Edit.CopySelectedObjects()
  ImageKit1.Edit.PasteCopiedObjects(50, 50) '※角度が0の場合の左上が(50,50)の位置となりますので、回転している場合は違う位置に見える場合があります
End Sub

//オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理4:選択しているオブジェクトの内容を変更するためのダイアログを表示します
Private Sub プロパティToolStripMenuItem_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles プロパティToolStripMenuItem.Click
    ImageKit1.Edit.ShowPropertyDialog()
End Sub

[Visual C#.NET]
//Form Loadイベント内などに以下を記述
    //※アノテーション機能を使用する際は下記のプロパティを True に設定しておく必要があります
    ImageKit1.Edit.EditEnabled = true;

    //contextMenuStrip1 をImageKit コントロールの ContextMenuStrip プロパティに割り当てる
    ImageKit1.Edit.ContextMenuEnabled = false;
    ImageKit1.ContextMenuStrip = contextMenuStrip1;


//オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理1:選択しているオブジェクトの色を赤にする
private void 色を変えるToolStripMenuItem_Click(object sender, EventArgs e)
{
    ImageKit1.Edit.SelectedObjectForeColor = Color.Red;
}

//オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理2:選択しているオブジェクトを+30度回転する
private void 回転するToolStripMenuItem_Click(object sender, EventArgs e)
{
    ImageKit1.Edit.SelectedObjectAngle += 30;
}

//オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理3:選択しているオブジェクトをコピーし、左上座標が(50, 50)の位置に貼り付ける
private void コピーと貼付ToolStripMenuItem_Click(object sender, EventArgs e)
{
    ImageKit1.Edit.CopySelectedObjects();
    ImageKit1.Edit.PasteCopiedObjects(50, 50);//※角度が0の場合の左上が(50,50)の位置となりますので、回転している場合は違う位置に見える場合があります
}

//オリジナルのコンテキストメニューのクリック時の処理4:選択しているオブジェクトの内容を変更するためのダイアログを表示します
private void プロパティToolStripMenuItem_Click(object sender, EventArgs e)
{
    ImageKit1.Edit.ShowPropertyDialog();
}

◆ 参照プロパティ

ImageKit.Edit.ContextMenuEnabled
ImageKit.Edit.SelectedObjectForeColor など

◆ 参照メソッド

ImageKit.Edit.ShowPropertyDialog


そのほかの単独選択したオブジェクトのプロパティを取得・設定するプロパティや関連メソッドなどについては、
ImageKit.Edit メンバ
をご参照ください。

◆ 参照サンプルプロジェクト

\Examples\WinForm\CSharp または VB.NET\4. アノテーション機能\CustomizeAnnotationFunction