[Visual Basic] Public Function SaveImageToRawData(Val As Newtone.ImageKit.SaveFileType, SaveImage As Image) As Boolean
[C#] public bool SaveImageToRawData(Newtone.ImageKit.SaveFileType Val, Image SaveImage);
パラメータ
- Val
- 保存するイメージの種類（ Newtone.ImageKit.SaveFileType 値）
- SaveImage
- 保存対象となるイメージ
戻り値
成功の場合は True 、失敗の場合は False を返します。
解説
・引数の SaveImage に有効なイメージを与えた場合：
SaveImage に設定されたイメージを RawData
プロパティに Raw データとして保存します。
・引数の SaveImage に null(VisualBasicはNothing) を与えた場合：
LayerNumber
プロパティが示すプロパティ（Image プロパティ
もしくはLayer(LayerNumber).Imgaeプロパティ）
に設定されたイメージを RawData プロパティにRawデータとして保存します。
※LayerNumber=-1 であれば Image、LayerNumber=0～99 であれば
Layer(LayerNumber).Image
その他に必要なプロパティは
FPX： Comment, Val =
SaveFPXJpegの場合に JpegQuality
JPEG： JpegQuality
JPEG Progress： Comment, JpegQuality, JpegSubsampling
JPEG2000： Comment, JPEG2000CodeBlockHeight,JPEG2000CodeBlockWidth,
JPEG2000NumResLevel,
JPEG2000PrecinctHeight,JPEG2000PrecinctWidth,
JPEG2000Reversible,
JPEG2000Size, JPEG2000TileHeight,JPEG2000TileWidth
ファイルあるいは Raw データに保存する違いはありますが、動作としては SaveImageToFile メソッドと同じです。
ラスタイメージの場合には保存可能なビット数があります。対象外のビット数を保存しようとするとエラーとなりますので注意してください。
下記に保存可能なビット数を示します。
形式： 保存対象となるイメージのビット数
BMP（非圧縮）： 1,4,8,16（グレーは除く）,24,32
BMP（圧縮）※： 4,8
JPEG（基本DCT）：
1,4,8,16（グレーは除く）,24,32（保存対象は左記のとおりですが、8ビットグレーイメージは8ビットグレーで（※）、ほかはすべて24ビットで保存されます。）
JPEG（プログレッシブ DCT）※： 8ビットグレー,24
GIF： 1,4,8 （保存対象は左記のとおりですが、全て8ビットで保存されます。）
TIFF（非圧縮）： 1,4,8,16（グレーは除く）,24
TIFF（GROUP3-1D）： 1,4,8,16（グレーは除く）,24,32（Windows Vista
は1ビットのみ。保存対象は左記のとおりですが、すべて1ビットで保存されます。）
TIFF（GROUP4）： 1,4,8,16（グレーは除く）,24,32（Windows Vista
は1ビットのみ。保存対象は左記のとおりですが、すべて1ビットで保存されます。）
TIFF（PACKBITS）： 1,24
TIFF（LZW）： 1,4,8,16（グレーは除く）,24
TIFF（JPEG）：
1,4,8,16（グレーは除く）,24,32（保存対象は左記のとおりですが、すべて24ビットで保存されます。）
PNG： 1,4,8,24,32
FPX（非圧縮）※： 8ビットグレー,24
FPX（単色圧縮）※： 8ビットグレー,24
FPX（JPEG圧縮）※： 8ビットグレー,24
JPEG2000（Part1）※： 8ビットグレー,24
JPEG2000（Code Stream）※： 8ビットグレー,24
FPX の単色圧縮は全て同じ RGB のピクセルで構成されているイメージが対象となります。
TIFFのGROUP3-1D は MH、GROUP4 は MMRと同じ形式です。
TIFF の非圧縮、LZW 形式で16ビットイメージを保存すると24ビットイメージに変換されます。
※BMP 圧縮, JpegProgress, 8ビットグレーJpeg, JPEG2000, FPX
の各イメージは、専用のファイル対応プラグイン(DLL ファイル)が存在する場合にのみ保存可能です。
※WMF, EMF イメージは 読込・表示はできますが、ラスタイメージでしか保存できません。
例
BMP ファイルを24ビットカラーの JPEG ファイルに変換して保存します。
[Visual Basic.NET]
ImagKit1.File.FileName = "Newtone.bmp"
If ImagKit1.File.LoadImageFromFile(Newtone.ImageKit.LoadFileType.LoadBMP) = False Then Exit Sub
If ImagKit1.GetImageType() = False Then Exit Sub
If ImagKit1.BitCount <> 24 Then
If ImagKit1.Effect.ConvertColor(24, False, False, 0) = False Then Exit Sub
End If
ImagKit1.File.FileName = "Newtone.jpg"
ImagKit1.File.SaveImageToRawData(Newtone.ImageKit.SaveFileType.SaveJPEG, Nothing)
[Visual C#.NET]
ImagKit1.File.FileName = "Newtone.bmp";
if (!ImagKit1.File.LoadImageFromFile(Newtone.ImageKit.LoadFileType.LoadBMP)) return;
if (!ImagKit1.GetImageType()) return;
if (ImagKit1.BitCount <> 24))
{
if (!ImagKit1.Effect.ConvertColor(24, false, false, 0)) return;
}
ImagKit1.File.FileName = "Newtone.jpg";
ImagKit1.File.SaveImageToRawData(Newtone.ImageKit.SaveJPEG, null);
参照
ImageKit.File メンバ | Newtone.ImageKit.Win.ImageKit