ImageKitシリーズのLZWライセンスの扱いについて
すべての国でLZWライセンスの特許期限が終了いたしましたので、2004年7月8日付けでLZW形式を利用できるモジュールを弊社Webのユーザ専用サイトで公開いたしました。また、2004年7月8日以降の製品出荷についてはロックを解除したモジュールでの提供となります。
弊社製品ImageKitシリーズがサポートしているイメージファイルの形式の中に、GIF形式とTIFF形式(LZW)があります。その形式の読込・保存時に利用する「LZW圧縮技術」に関して、米国UNISYS社が米国はもとより日本国内でも特許を持っています。そのため、GIF形式とTIFF形式(LZWの場合のみ)を利用する場合には、米国UNISYS社とのライセンス契約が必要となります。
このことは、弊社のImageKitシリーズに関わらず、「LZW圧縮技術」を利用しているどんなソフトウェア、ハードウェアにも該当することになります。たとえば、GIF形式やTIFF形式(LZW)に対応したペイントソフト「PaintABC」があるとします。この「PaintABC」を購入したエンドユーザは、それを使用する上では、米国UNISYS社とのライセンス契約をする必要はありません。それは、「PaintABC」を開発・販売するメーカが、米国UNISYS社とライセンス契約をしているからです。(ただし、そのメーカがライセンス契約をしていない場合は、エンドユーザもそれを利用できない可能性があります。)弊社でも既に1996年に、米国UNISYS社と「LZW圧縮技術」ライセンスの契約を締結しています。
ところが、注意しなければならないのは、弊社のImageKitシリーズのような開発ツールを使い、GIF形式やTIFF形式(LZW)を利用する機能を有するソフトウェアを開発・配布する場合は、その開発・配布元が更に個別に米国UNISYS社とライセンス契約を行う必要がある、というものです。たとえば、弊社のImageKitシリーズを使用し、GIF形式やTIFF形式(LZW)に対応したイメージ処理ソフトを作成・配布する場合などがこれに相当します。たとえ、そのイメージ処理ソフトがフリーソフトや、GIFの読込み機能だけだったり、個人で作成したソフトであってもです。
従いまして、ニュートンでは、米国UNISYS社からの意向もあり、弊社ImageKitシリーズに関しまして、以下のとおり、お客様におけるLZWライセンスの取り扱いをさせていただいております。
● |
お客様が、ImageKitシリーズを購入された時点ではGIF形式とTIFF形式(LZWの場合のみ)でのご利用ができないようにロックされております。 |
● |
お客様が、正式に米国UNISYS社とのライセンス契約を結ばれたこと(または、既に契約済みであること)を確認させていただいてから、弊社よりお客様にそのロックの解除方法をご連絡いたします。なお、お客様のライセンス契約の確認は、米国UNISYS社との契約書の署名ページ(通常、契約書の1ページ目)を弊社へFAXなどでお送りいただくことで確認いたしております。 |
なお、米国UNISYS社とのLZWライセンス契約の手続き代行業務や契約内容の説明などは、弊社では一切行っておりませんので、ご了承ください。
また、LZWの概要やライセンスの契約に関する窓口の紹介は、日本ユニシスのホームページに情報がございます。
|