テキスト・スタンプオブジェクトの描画結果を入力中の状態に合わせて自動的に改行するかどうかの値を取得または設定します。
[Visual Basic] Public Property WordWrap As Boolean
[C#] public bool WordWrap {get; set;}

プロパティ値

True: 入力中の状態に合わせて自動的に改行する
False: エンターキーを押さなければ改行しない
規定値は True です。

解説

当プロパティを True に設定してテキスト・スタンプオブジェクトを描画した場合に、入力時に設定した範囲に合わせて(入力中の見た目通りに)自動的に改行して描画します。入力中にエンターキーを押した場合も改行されます。
入力範囲からはみ出した部分は表示されません。(その場合も表示されない部分の文字列はカットされず、入力された文字列はすべてテキストオブジェクトの要素として保持しています。)
False に設定した場合は、入力中も描画結果も、エンターキーを押さなければ改行されません。
当プロパティが True の場合は、描画後、単独選択して、上/下/左/右のいずれかの方向に描画サイズを変更すると、その範囲に合わせて描画したテキストが表示されます。(描画時に範囲外で非表示になっていた場合も、範囲を広げれば範囲に合わせて表示文字数も増加されます。)単独選択していずれかの角をドラッグしてサイズ変更すると、テキストの表示範囲はそのままで、描画サイズに合わせてフォントの大きさが自動調整されます。(Falseの場合は、どの方向でサイズ変更しても、表示する行数は変更されず、フォントの大きさが変更されます。)
テキストオブジェクトの右クリックによるコンテキストメニューや ShowPropertyDialog メソッドから表示するプロパティダイアログ、または SelectedObjectWordWrap プロパティにより、描画後でも変更できます。

参照

ImageKit.Edit メンバ | Newtone.ImageKit.WPF.ImageKit