AfterScan event

スキャンデバイスからイメージを 1 枚取り込んだ後に発生します。

[Visual Basic]
Public Event AfterScan As AfterScanEventHandler

[C#]
public event AfterScanEventHandler AfterScan;

イベントデータ

イベントハンドラは AfterScanEventArgs 型の引数を受け取ります。

解説

イベント内で転送されたイメージを AfterScanEventArgs 型の引数で参照できます。

AfterScanEventArgs クラスのプロパティについて
Dispose が true の場合は、取り込んだイメージのビットマップはイベント終了後に解放されますので( Bitmap1 と Bitmap2 の両方)、Bitmap を残しておきたい場合は、Clone メソッドを実行するかファイルへ保存してください。
(1)ネイティブ転送、メモリ転送で非圧縮モードの場合
取り込んだイメージが 1, 4, 8, 24 ビットイメージの場合は、イメージを Bitmap1 に設定し Bitmap2 は null( Visual Basic は Nothing )になります。取り込んだイメージが 12, 14, 16 ビットグレースケールもしくは 36, 42, 48 ビットカラーの場合は、イメージを Bitmap2 に設定し、Bitmap2 を 8 ビットグレースケールもしくは 24 ビットカラーに減色したイメージを Bitmap1 に設定します。ただし、Bitmap1 用のメモリが確保できない場合は null( Visual Basic は Nothing )となります。
(2)メモリ転送で圧縮モードの場合
RawData に取り込んだイメージを設定します。 Bitmap1, Bitmap2 は両方とも null( Visual Basic は Nothing )になります。
(3)ファイル転送の場合
Bitmap1, Bitmap2 は両方とも null( Visual Basic は Nothing )になります。 FileName は保存されたファイル名です。

Scan.UserInterface プロパティを Suppress 、かつ Scan.Unit プロパティを Pixel に設定すると、Bitmap1 と Bitmap2 の解像度情報がそれぞれ 1 になる場合があります。取り込み処理を中止する場合は、イベントの中で Cancel プロパティを True に設定します。

例

取り込んだ画像を表示します。

[Visual Basic.NET]
Private Sub ImageKit1_AfterScan(ByVal sender As Object, ByVal e As Newtone.ImageKit.AfterScanEventArgs) Handles ImageKit1.AfterScan
    If (e.Bitmap1 Is Nothing) Then Exit Sub

    ImageKit1.Image = e.Bitmap1.Clone()
    ImageKit1.Display(Newtone.ImageKit.WPF.DisplayMode.Stretch)
End Sub

[Visual C#.NET]
private void imageKit1_AfterScan(object sender, Newtone.ImageKit.AfterScanEventArgs e)
{
    if (e.Bitmap1 == null) return;

    imageKit1.Image = (Image)e.Bitmap1.Clone();
    imageKit1.Display(Newtone.ImageKit.WPF.DisplayMode.Stretch);
}

参照

ImageKit メンバ | Newtone.ImageKit.WPF.ImageKit

Newtone.ImageKit.WPF.ImageKit.AfterScan イベント

イベントデータ

解説

例

参照