ここではその他の注目機能のいくつかを紹介します。
【カスタムパレット】
複数の事前に定義されたカラーパレットを各チャートに割り当てることができます。
tmp.ApplyPalette(TChart1.Chart, cbDefault.SelectedIndex + 1)
さらに、カスタムカラーパレットを設定することもできます。
【拡張ラベル】
軸ラベルは「拡張」モードで表示できます。
これは、軸ラベルを2行あるいは2列で表示します。
TChart1.Axes.Left.Labels.Alternate = True
【軸のベベル】
4つのデフォルトのチャート軸の周りに「ベベル」を描画するためには、下記のコードが使用できます。
Private Sub TChart1_AfterDraw(ByVal sender As Object, ByVal g As
Steema.TeeChart.Drawing.Graphics3D) Handles TChart1.AfterDraw
DrawBevelsAroundAxis(g, Steema.TeeChart.Drawing.BevelStyles.Lowered,
2)
End Sub
【カスタムな対数軸】
カスタム軸のラベルを使用して、非直線の軸スケールを構成するのは簡単です。
以下の例は左軸のために、どのようにカスタムな対数軸の増加量と副目盛を設定するかを示します。
この例では、各ラベル間に10個あたり4個の軸のラベルと2つ副目盛線を設定します。
【日付書式の奥軸】
奥軸(右)や奥軸(上)は、日付書式でラベルを表示するように設定できます。
【最初と最後のラベル】
Axis の「GetAxisDrawLabel」イベントは、複数の効果のために使用できます。
このイベントは、ラベルを表示する直前に発生します。
このサンプルは、下軸の最初と最後のラベルの異なるテキストの整列を設定する方法を表示します。
【等距離の軸】
このサンプルは、2つの軸を「等距離」で作成します。同じピクセル数のため、お使いのPCの画面サイズに従って同じスケールにするので、グリッド線は「長方形」の代わりに「正方形」を作成します。
【イメージベベル】
イメージベベルは標準のWindowsベベルの代わりであり、チャートに色々な構成が行えます。
【凡例スクロールバー】
凡例スクロールバーは、凡例の内側にスクロールバーを表示します。
スクロールバーは、Windowsコントロールではありませんので、色のカスタマイズなどが行えます。
【OnDrawSymbolイベント】
Legend.Symbolの「OnSymbolDraw」イベントは、たとえば、このサンプルのように国旗を表示しているように、凡例のシンボルの表示をカスタマイズするために使用できます。
【バーの3D 深さ】
縦棒系列や横棒系列の「DepthPercent」プロパティは、3D(Z 深さ)方向のバーサイズを制御します。
Bar1.DepthPercent = 50 ' 3D 深さの50%
【バーの目盛線】
縦棒系列や横棒系列は、各バーに「目盛線」を描画することができます。
各線は、TickLinesのペンを使用して各軸グリッド線の位置に描画します。
Bar1.TickLines.Visible = true
【マーカのシンボル】
系列マーカは、各マーカにシンボルを表示できます。
Bar1.Marks.Symbols.Visible = True
シンボルの色は、チャートの凡例と同じ色です。
【円の影】
楕円の影を描くプロシージャです。
円系列のようなサークル系列で役立ちます。ChartのOnBeforeDrawSeries イベントで下記のコードを使用しています。
DrawEllipseShadow( Chart1.Canvas, Chart1.Color, R )
【スライスの高さ】
各円系列あるいはドーナツ系列のスライスは、Chart1.Chart3DPercent(デフォルト:100%)のパーセンテージとして異なる高さを使用して描画することができます。
Donut1.SliceHeight(3) = 50 ' スライスのインデックス3, 3D 高さの50%を使用
【キャンドルの高値-安値ペン】
キャンドル系列には、キャンドルの枠のペンとは異なるペンで高値から安値まで線を描くための「HighLowPen」プロパティがあります。
Candle1.HighLowPen.Color = Color.Blue
【サーフェスのパレット】
サーフェスのパレットは、淡い、濃い、グレースケール、グレースケール反転、虹が設定できます。
【サーフェスのスムージング】
既存のセル間で値を補間(新しいセルを挿入する簡単なアルゴリズムを使用)することで少ない数のセルを持つサーフェス(およびタワー、等高線、などのような「3Dグリッド」系列)は滑らかにすることができます。
【リボン系列の補間】
簡単な式を使用して任意のX値のy=y(x)を計算することができます。コードは、リボン系列/折れ線系列を使用してX値がソートされた場合にのみ正しく動作します。
【壁の自動非表示】
WallのAutoHide プロパティがTrueの場合、ポイントが壁で覆われないように自動的に壁を非表示にします。
TChart1.Walls.Right.Visible = True
TChart1.Walls.Right.AutoHide = True
【EPS(Encapsulated PostScript) 形式へのエクスポート】
チャートをEPS形式(Encapsulated PostScript)へエクスポートするための、新しい PSCanvas.cs ユニットです。
【SVG(Scalable Vector Graphics)形式へのエクスポート】
実行時に、エクスポートダイアログあるいはコードを使用して、チャートをSVG(Scalable Vector Graphics)形式にエクスポートできます。
【ChartListBoxのラジオボタン】
ChartListBoxコントロールは、チェックボックスやラジオボタンを表示できます。
ラジオボタンの主な目的は、一度に1つの系列のみ表示させるためです。
ChartListBox1.CheckStyle = CheckBoxStyle.Radio
【ChartListBoxの編集】
F2キーを押すかメソッドを呼び出すと、選択された系列の ChartListBox のテキストの編集が行えます。
【ChartListBox の有効な機能】
ChartListBox コンポーネントには、エンドユーザーが系列型あるいは系列色を変更、系列をドラッグにより再ソート、系列を Del キーで削除することを制御するためのプロパティがあります。
例:ChartListBox1.EnableChangeColor = False
ChartListBoxコンポーネントは、系列がコードで追加あるいは削除された場合も連動します。
【チャートのグリッド】
簡単なコードを使用して、標準の .NETのDataGrid に TeeChart 系列をリンクすることができます。
グリッドは、キーボード上の標準のナビゲーションキーを使用してポイント値やテキストを追加、削除、編集することができます。
【TextSource】
TextSourceコンポーネントは、テキストから取得したポイントで系列を描画するために使用されます。テキストは、ファイルあるいはウェブの URL アドレスの文字列でポイントを取得することができます。
【XMLSource】
XMLSource コンポーネントは、チャート系列に XML 形式でデータをインポートします。
XMLSourceコンポーネントは、ウェブから XML データを検索し、そして自動的に系列を作成するために使用することができます。
【CrossTabSource】
CrossTabSource コンポーネントは、全てのデータセットに接続し、データベースのデータからグループやラベルフィールドや式(値の和あるいは計算)を使用して自動的に系列を作成します。
【系列グループ】
Series コンポーネントは、一度に複数の系列を表示/非表示するためにグループ付けができます。グループ付けが有効の場合、チャートエディタにはグループ名が表示されます。
TChart1.Series.AddGroup("First group")
【3D 散布の基準線】
系列の垂直軸により指定された全てのポイントから系列の垂直軸で指定されたベースフロアに線を描くための ChartPen です。
Points3D1.BaseLine.Visible = True
【カラーバンドのドラッグ】
カラーバンドツールは、開始あるいは終了の端をドラッグしてリサイズすることができます。
ColorBand1.ResizeStart = True
ColorBand1.ResizeEnd = True
【カラーバンドのクリック】
カラーバンドツールは、カラーバンドをクリックした際に発生する Click イベントや Clicked 関数を提供します。
【凡例のタイトル】
LegendのTitle プロパティは、凡例矩形の上部にテキストを表示します。
TChart1.Legend.Title.Visible = True
【マップ】
ESRI オープン標準マップ形式をサポートするマップシリーズのライブラリを提供します。
【ゲージ】
ゲージシリーズのタイプとインジケーター(動的ゲージ、円形、線形、数値、ノブ、または組み合わせ)。 TeeChart のゲージは、ダッシュボードアプリケーションのフォーマット、サイズ、色、および形を完全に制御できるように完全に設定可能です。
【インタラクティブズームとスクロール】
チャートは、マウスまたはコードを実行時に使用してスクロールおよびズームできます。 ズームとスクロール機能は、チャートのプロパティとイベントを使用してカスタマイズできます。
【チャート画像フィルタ】
25の画像フィルタのセットでチャートを美しくコントロールすることができます。
【高速でメモリ効率の良い処理】
チャートへの配列データの直接高速追加により、TeeChart .NET は非常に迅速な処理が可能となります。
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