TeeChart は、チャートの表示方法や、実行時のチャート上の操作方法を強力に支援する多くのチャートツールを備えています。ここでは、その一部を紹介します。
【軸細分】New!
軸細分ツールは、軸に切れ目を追加します。切れ目の設定は、軸の一部を隠すことで「関心のない」チャート部分を取り除き、チャート全体の値を最適化することができます。
【カスタム凡例】New!
この新しいカスタム凡例ツールにより、描画、リサイズなどのオプション付きの、TStringGrid コンポーネントのようにカスタマイズ可能なグリッドを描画できます。
【アンチエイリアス フィルタ】
アンチエイリアスフィルタはチャートキャンバスを新しい TAntiAliasCanvas に置き換えます。TAntiAliasCanvas オブジェクトは Windows GDI のデフォルトの "line" と "polygon" を滑らかな線で描画するように置き換えます。
【フェーダ】
チャートのフェードイン/フェードアウトを行うためにフェーダを使用してください。フェーダでは速度、方向、色を制御できます。
【フレーム】
TFrameTool を使用して、チャートに装飾的なフレームを適用してください。
TFrameTool はいくつかのフレームスタイル(木、メタルなど)と余白を提供します。
【データテーブル】
データテーブルツールは、指定した軸の位置に各ポイントの数値を表示します。系列の凡例の内容は、任意でグリッドの側面に表示することができます。
【凡例パレット】
凡例パレットは連続的なグラデーションパレット(ISO チャートの典型)を提供します。凡例パレットはパレットの各側面のスケールの軸の構成やコメントを追加する機能を提供することにより、チャート内に配置することができます。
【虫眼鏡】
【スクロールバナー】
バナーをスクロールさせたり、テキストを点滅させます。
【系列領域】
系列領域ツールはデータ系列と定義済みの値のレベルの間の領域を特定するために使用することができます。
【系列統計】
系列に平均値やトレンドなどのような基本関数を簡単に追加できます。また、選択された系列に関する基本の統計情報をレポートで表示します。
【サブチャート】
チャート内のチャートです。サブチャートツールはチャートコンポーネントに入れ子のチャートを無制限に追加します。
【テキスト 3D】
このツールは OpenGL を使用せずにテキストを 3D モードで表示します。
【系列置換】
データの異なった面を表示するために系列のValueListを置き換えます。
【ビデオクリエイター】
TVideoTool はチャートを表示する度に(それに合った)フレーム付きの標準の Windows AVI ビデオファイルを作成します。ライブチャートを表示するビデオを作成するために、たとえばビデオツールと回転アニメーション(または TSeriesAnimate ツール)を組み合わせることができます。また、ビデオは動画のリアルタイムチャートもしくはその他の複数のチャートとして作成できます。
【ビデオプレイヤー】
ビデオプレイヤーツールはビデオ(標準の Windows *.avi ファイル)をチャートそのもの、凡例、アノテーション、またはカスタムな矩形など、複数のチャートオブジェクトのバックグラウンドとして再生できます。同時に複数のビデオを再生することができます。
【2D 照明ツール】
TLight ツールは、チャートに「 2D 照明」の視覚効果を有効にします。
【サーフェス近傍ツール】
サーフェス近傍ツールは、サーフェス系列上にマウスが移動した時にマウスカーソルに近いセルを強調表示します。
【軸スクロールツール】
軸スクロールツールは、スクロールするために軸のマウスドラッグを有効にします。このツールは、単一の軸あるいは全ての可視チャート軸に設定できます。
【3D グリッド置換ツール】
3D グリッド置換ツールは、3D 系列の X 値と Z 値を交換します。
置換
↓
【拡張凡例ツール】
拡張凡例ツールは、付加的な凡例オブジェクトを描画します。
このツールは、系列の値や(あるいは)テキストを持つ凡例を描画するための Series プロパティを持っています。
【系列アニメーションツール】
系列アニメーションツールは、チャートをアニメーションで描画します。
【ガントツール】
ガントツールは、ガントバーのドラッグやリサイズを行うマウス機能を提供します。
【グリッドバンドツール】
グリッドバンドツールは、指定した軸のグリッド毎に異なるブラシを使用してカラーバンドを描画します。
【円スライスツール】
円スライスツールは、マウスカーソルが円系列のパイスライス上に移動した際に強調や分離を行います。
【アノテーションツール】
アノテーションツールは、チャートパネル上にテキストを表示します。これは、書式特性やカスタム位置の設定が行えます。
【カーソルツール】
カーソルツールは、チャート上に垂直や(あるいは)水平の線を描画します。
カーソルは、実行時にマウスあるいはコードによりドラッグできます。
【ドラッグマーカツール】
ドラッグマーカツールは、実行に系列マーカの移動を可能にします。
【軸矢印ツール】
軸矢印ツールは、軸の開始や(あるいは)終了位置に小さな矢印を描画するために使用されます。
それぞれの軸に矢印ツールを設定でき、各方向へスクロールできます。
矢印ツールは、カスタマイズできます(ペン、パターン、サイズ)。
クリックした際のスクロール量を%で設定できます。
【近傍点ツール】
このツールは、マウスポインタに最も近い系列ポイントの周りにヒント(円あるいは矩形など)を表示します。これは、カスタマイズも設定できます(縁、パターン、スタイル、など)。
【マーカチップツール】
マーカチップツールは、系列ポイントにマウスが移動(あるいはクリック)した場合にデフォルトのヒントウィンドウを表示するために使用されます。
【カラーバンドツール】
カラーバンドツールは、矩形範囲を定義する小さなオブジェクトです。これは、軸(左、右、上、下、など)に結合し、ペン、パターン、グラデーション属性を持っています。
カラーバンドの表示
↓
【カラーラインツール】
カラーラインツールは、指定する軸や軸位置に線を描画する小さなオブジェクトです。これは、軸値にマークするため、あるいはカスタム軸により定義された範囲を分けるために使用できます。
【回転ツール】
回転ツールは、チャート上をマウスでドラッグした際にチャートの仰角や回転を変更します。
回転
↓
【イメージツール】
イメージツールは、チャート系列の背面にピクチャ(BITMAP、JPEG など)を描画します。これは、GIS(地理)システム用に、イメージ上に等高線を使用、あるいは背景としてイメージを使用する他のアプリケーションで使用できます。
イメージは、接続された系列や軸と一緒にズームやスクロールします。
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