ニュートン製品案内 OLAP ModelKit 4J（.NET対応 OLAPピボットテーブルコンポーネント/コントロール・ソフト開発ツール）

.NET対応高性能OLAPコンポーネント
OLAP ModelKit 4J

【オーラップモデルキット 4J 】

Visual Studio 2005/2008/2010 対応

この製品は、2012年11月26日で販売を終了いたしました。


（.NET ModelKit Suite版）〔chmファイルを開けない場合〕

※前バージョン（OLAP ModelKit 3.7J）の情報はこちらです。
「ClickOnce」のデモはこちら

・Visual Studio 2010 に対応 New!

OLAP ModelKit™ は100％マネージドコードだけを含んでいるC#で書かれた.NET用の多機能な OLAPコンポーネントです。

このコンポーネントはXPのテーマを持つ外観と（ADO.NETやIListを含む）任意の.NETデータソースを使用できます。

この製品はフレキシブルなので、他社コンポーネント（特にチャートコンポーネント）を使用してデータを表す機能も加えて強化されています。

OLAP ModelKit は有能なOLAPテクノロジーをリレーショナルデータに基づいたすべての Windowsアプリケーションに組み込むことができます（エンドユーザが大量のデータベースを相互作用したり、データを無限に要約したり、調査できます）。

OLAP ModelKitは特に効率的な意思決定支援システムを作成する際の開発時間と予算を削減できるようデザインされた、強力で高性能の OLAP コンポーネントです。

各機能別の単体サンプルプロジェクトの他に、ツリーメニューから選択する形で、OLAP ModelKit の代表的な機能を直感できる総合サンプルプロジェクト（Samples Center）が付属しています。

.NET Framework 1.1（VS2003）でのご利用について
本製品は、.NET Framework 1.1（VS2003）ではご利用いただけません。

■全般

	キューブの作成にウィザードが使えますピボットテーブルの設定ウィザードがデザイン時と実行時の両方で利用可能です。ウィザードを使用してディメンションを簡単にグループ化（新しいグループを追加したり、既存のグループを変更する）したり、データソースのどの情報を計算や（データを使用するための）規則に使用するかを指定したり、最終的なテーブルの表示スタイルなどを行えます。
	すべてのパラメータをXMLファイルに保存可能新規レポートを作成する際に、大きなキューブを何度も何度も調整する必要はありません。テーブルのレイアウトや表示スタイルの設定を保存して、それを繰り返し使用し、必要に応じて変更を加えるだけです。
	フルソースコードとユニットテストが利用可能 Professionalバージョンで提供されるフルソースコードはアプリケーションを完全に制御できます。
	ローカライズが簡単 OLAP ModelKit は簡単にローカライズできます。製品をローカライズするための文字列リソースがXMLファイルに保存され、いつでも使用できます。Localization ファイルは OLAP ModelKit のパッケージに含まれており、Localization にあります。パッケージには現在日本語のほか、ルーマニア語、タイ語、デンマーク語、ドイツ語、トルコ語、ロシア語があります。

■データ処理

	任意の.NETデータソース（ADO.NET、IList、IListSource）に接続できます。入れ子のデータソースをサポートします。クロス集計に任意の.NETデータソースを使用できます。つまり、（DataSet、DataTable、または DataView などの） ADO.NET オブジェクトや、IList、IListSource インターフェースをサポートする独自のオブジェクトを使用できます。
	進行中に効果的にデータを処理できますテーブルのレイアウト設定（例：ディメンションのグループ変更または新しいグループやファクトの追加）を変更すると、瞬時に新しいレポートが表示されます。
	指定した条件または任意の条件による動的なデータのソートとフィルタ処理グループまたはテーブル列から特定の値をテーブルに表示するには？必要な値をすべて指定して、OKボタンをクリックするだけです。更に、式言語を使用して値の選択条件を指定できます。ディメンショングループ内でデータのソートを変更する機能は、広範なデータソースの場合、特に役立ちます。
	強力な式言語、新しくて便利な式エディタを含んでいます内蔵された式言語により、OLAP ModelKitはデータソースの情報に応じてどんな複雑なクロス集計レポートでも作成できます。
	集計関数：同じデータにさまざまな集計計算を行えます中間テーブルの計算結果は標準偏差、標本標準偏差、分散、標本分散、中央値、歪度、尖度などの集計関数に応じて構成されます。表示は合計だけでなく、テーブル全体の最小値、最大値、平均値、または整数値、その他の操作を表示します。更に、OLAP ModelKit はカスタムな集計関数も作成できます。
	日付や時間フィールドを系列のディメンション内で（年、四半期、月、曜日に）分類できます式言語にはデータを処理するための関数があります。データソースから取得した日付に基づいて、ディメンション内で月ごと、曜日ごとにグループ化できます。
	式言語の専門関数を使用して、値の範囲で簡単にデータをグループ化できます。
	ソースデータの編集ピボットテーブルのセル計算に使用するソースデータにアクセスして、データの分析や編集が行えます。
	無数のディメンションとメジャーピボットテーブルの表示時のレポート表記やデータの分類を向上させるために、好きなだけグループを定義できます。
	値のインタラクティブなグループ化値をインタラクティブにグループ化することにより、洗練し、効果的な分析が行えます。
	合計によるソート合計の列によるソートは定量的なデータ分析をより簡単にします。合計をクリックするだけです。

■データ表記

	外観にはXPスタイルやOffice、Smoothスタイル、カスタム描画、カスタム形式を使用 OLAP ModelKitはカレントで使用する表示スタイルに合ったピボットテーブルのレポート表記を行えます。
	Chart ModelKit や任意の他社データ表記コンポーネントを使用してデータを表すことができます Chart ModelKit を統合することにより、ピボットテーブルを理解しやすいチャートとして表示することができます。フォームに Chart Viewerを置き、DataCubeGridを配置し、マウスを数回クリックすると、データが意味のある情報に変換されます。 OLAP ModelKitのパッケージに含まれているDataCubeViewコンポーネントはデータを他社コンポーネントで利用できるようにキューブを変換することができます。
	イメージおよびパーセントでのデータ出力クロス集計レポートの見た目をよくするために、セル値の表示に特別なモードを設定できます。値はパーセント、またはパーセントの値に応じてセルを塗りつぶす進捗バーで表示できます。
	印刷機能：エンドユーザはいつでも必要なレポートのプレビューや印刷が行えますユーザはピボットテーブルで動作中のどの段階でもレポートをプレビューしたり印刷できます。ドキュメントの印刷を調整できます。どのスタイルを考慮するか、ページヘッダー、ディメンショングループの値を各ページに印刷するかどうかを指定できます。
	HTML、Excel、PDFのエクスポート作成したピボットテーブルはアプリケーションだけでなくハードコピーとしても表せます。ピボットテーブルをExcelまたはHTMLドキュメントにエクスポートできます。テーブルのレイアウトも可視設定もすべて考慮されます。
	インタラクティブなデータ表現の管理デザイナを起動させずにディメンショングループの変更、グループ設定、テーブルのフィルタ処理が行えます。操作はすべてコンテキストメニューから利用するか、ドラッグアンドドロップで行えます。
	プレビューのためのインタラクティブなグリッドとドラッグアンドドロップのサポート OLAP ModelKit のパッケージに含まれている、インタラクティブな DataCubeGrid コンポーネントはアプリケーションのフォームでピボットテーブルの表示が行えます。このコンポーネントは実行時にピボットテーブルを変更するための、簡単に使用できるレイアウトコントロールのセットが提供されています。コンテキストメニューやツールバーから、またはドラッグアンドドロップで、キューブにどんな操作でも行えます。
	デザイン時および実行時に、スタイルを含むすべての外観プロパティを変更できます

■OLAP ModelKit の基本的な使用例

DataCubeコンポーネントは外部のデータソースのデータをピボットテーブルで管理するためのものです。テーブルを指定するには、各ディメンションフィールド（行や列ごと）を指定しなければなりません。また、行と列の交差セルの値を計算するために、どのフィールﾄﾞ（ファクト）のデータを取得するかも指定しなければなりません。
データにアクセスする法則は、式を使用してフィールドに割り当てます。
簡単な算術演算や論理演算を式に使用することができます。変数としてソースフィールドも式に使用することができます。
行と列の交差セルのデータ集計に使用する集計関数をファクトフィールドにも割り当てることができます。
DataCubeGridコンポーネントはDatacubeのデータを表示するためのものです。それには、DataCubeGridに対してSourceプロパティを指定する必要があります。
ここに、簡単なOLAP ModelKitの使用例があります。このサンプルはOLAP ModelKitの「GettingStarted」フォルダにあります。
ある製品の各企業の売上に関するデータを表すピボットテーブルを作成します。
最初のデータテーブルの構造は下図の通りです。

処理後のテーブル内のデータのグループ化は下図のようになります。

列には「会社名」が、行には「商品分類」と「商品名」が表示されます。ファクトフィールドには商品の価格、数量、割引を考慮した「金額」が表示されます。

ソースデータにデモのデータベースの「Access NWind.mdb」を使用します。
Microsoft Visual Studioを立ち上げ、新規のC#の Windows Application プロジェクトを作成します。
始めに、レポートのデータソースを作成します。それには、フォームに System.Data.DataSet オブジェクトを追加して最初のデータテーブル構造と同じフィールドがあるSalesテーブルを作成します。
フォームに DataCube オブジェクトを追加します。DataSource の値として DataSetのSales テーブルを設定します。 DataCube オブジェクトをダブルクリックするか、DataCubeオブジェクトのスマートタグから「Run Designer」を選択してデザイナ（データキューブウィザード）を立ち上げます。

[ソースフィールド]にある「CompanyName」を[Xディメンションフィールド]にドラッグし、キャプションを「会社名」に変更します。[ソースフィールド]の「CategoryName」と「ProductName」を[Yディメンションフィールド]にドラッグして追加し、キャプションをそれぞれ「商品分類」と「商品名」に変更します。

[ファクトフィールド]の追加ボタンをクリックします。新規フィールドに、次のプロパティを定義します。

プロパティ名コード

Expressionプロパティ UnitPrice * Quantity * (1 - Discount)

Captionプロパティ金額（割引後）

FieldTypeプロパティ FactOnly

Formatプロパティ 0.00

Widthプロパティ 150

TotalLabelプロパティ Total price

「スタイルシート」タブで、ピボットテーブルの表示スタイルを指定します。既存のスタイルから1つ選択できます。

フォームに「DataCubeGrid」オブジェクトを追加します。

「DataCubeGrid」のSourceプロパティに、編集した「DataCube」オブジェクトを設定します。

フォームのuploadイベントハンドラに、DataSetのSalesテーブルを表示させるコードを追加します。
アプリケーションを実行すると、フォームに作成したピボットテーブルが表示されます。

このテーブル内で、フィールドのヘッダーをドラッグしてレイアウトを変更できます。また、値や条件によるソートやフィルタ処理の割り当ても可能です。

開発ライセンスについて

お客様が OLAP ModelKit を利用して開発される場合、1PC毎に1PC開発ライセンスが必要です。

例1：	OLAP ModelKit を1台のコンピュータにインストールして、１人で開発する場合 ⇒必要なライセンスは、1PC開発ライセンスです。
例2：	OLAP ModelKit を1台のコンピュータにインストールして、2人で開発する場合 ⇒必要なライセンスは、1PC開発ライセンスです。
例3：	OLAP ModelKit を2台のコンピュータにインストールして、1人で開発する場合 ⇒必要なライセンスは、2PC開発ライセンスです。

1PC開発ライセンスの他に、お得な3PC開発ライセンスパック、5PC開発ライセンスパック、10PC開発ライセンスパックがございます。詳しくは、「ライセンスパック」のページをご覧ください。

ランタイムライセンスについて

お客様が作成されたアプリケーションをクライアントPCやWebサーバーへ配布し運用するための ランタイムライセンスは、ユーザ登録をしていただくことでフリー（無償）になります。
しかし、お客様が OLAP ModelKit を利用して作成された 「開発ツールソフトウェア」の配布は、ランタイムライセンスフリーの適用外となります。 その場合は、お客様のご要望のライセンスを受け付ける体制がございますので、お気軽に弊社までご連絡ください。ここでの「開発ツールソフトウェア」とは、統合開発環境ソフトウェア（IDE）やDLL・OCX、その他ライブラリなどのソフトウェア部品（コンポーネント）などを指します。

対応OS（すべて日本語版）

Windows 7/Windows Vista/Windows XP/Windows 2000/Windows Server 2008/Windows Server 2003

対応Framework

.NET Framework 2.0/3.0/3.5/4.0

対応開発コンテナ（すべて日本語版）

Visual Studio 2005/2008/2010

パッケージ内容（パッケージ製品）

セットアップCD-ROM/ユーザ登録カードなど
（マニュアルなどのドキュメントはCD-ROMに含まれます）

▼パッケージイメージ

サイズ:W136×D15×H191mm(CDトールケース)

エディション機能比較・価格表

OLAP ModelKit 4J

エディション & 標準価格【1PC開発ライセンス】	Win Forms対応	製品ソースコード付属
Windows Forms 69,000円（税込：72,450円）		-
	このエディションはWindows Formsアプリケーション用にデザインされています。動的なデータ分析やインタラクティブなデータ処理を提供する、かなり効率的な意思決定支援システムの作成に従事している方に理想的なソリューションです。
Professional 【製品ソースコード付】 169,000円（税込：177,450円）
	このエディションはWindows Formsアプリケーション用にデザインされています。OLAP ModelKitのProfessionalエディションには製品のフルソースコードが付いてきます。これは作成したアプリケーション全体を制御したい .NET開発者にとって強力なソリューションです。

開発元：ロシア Perpetuum Software 社
日本語版開発&国内独占販売元：株式会社ニュートン

※表記中の社名、製品名などは一般に各社の商標または、登録商標です。
※本仕様、及び価格などは予告なしに変更する場合があります。